ドキドキ文芸部プラス!(SW)

最初にこのゲームの評判を見つけた時から、プレイすべきとは思っていた。
が、その時点では気がひけた。無料とはいえPC版。PCに新たなアプリがインストールされるたび動作が重くなったり、不具合が起きるリスクが少しづつ高まっていくからな。日本語化するにもひと手間かかるそうだし。

それが。忘れていたタイミングでSWITCH版登場。今度こそ、忘れないうちにプレイすべきだ。有料だけどな。

プレイした個人的感想は、まどマギ+Ever17÷3+α。
かわいい。ゆるふわな装丁で始まるものの、唐突に狂気が襲ってくるのはまどマギメソッド。両作とも、ある程度仕掛けがあるらしいとの事前情報を得てから触れたので、「いつ正体を表すんだ?」と身構えて臨んだ。それもまた楽し。
周回プレイ前提な美少女ADVで、なおかつメタ的な仕掛けという点ではEver17に似ている。設定も展開も壮大なEver17に対して、今作の仕掛けはコンパクトにしてダイレクト。分かりやすい。仕掛けが「PCというメディア」部分にまで及ぶのがこの作品のオリジナリティ。だからPC版(オリジナル)の方がその醍醐味を味わえるのだが、自分のPCが壊されてしまうように思えてしまうのも嫌だからなあ。後にプレイ動画を探してみることにしよう。あとサイコ演出はなかなか。ゲームが壊れていく演出もいいが、…あ、それはFinal Re:Questで見たな。…結局、すでに様々な経験を積んだじじいには、こういう驚きは新鮮には楽しめないのだった。