ルナ ザ・シルバースター(MD/PS)

ザッピングプレイ。PCエンジンの大作RPG天外魔境2」に続いては、MDの大作RPG、と。
しかし辛かった…。実際のプレイ時間はたいしたことないのだけど、プレイ期間としては一年ぐらいかかっている。天外2は長かったけどシナリオが魅力的で満足だったのだけど、今作は。王道、王道と意識して作られている分、ひっかかりが少ない。というか甘口すぎる。幼馴染との恋愛が絡んでさらに甘い。劇甘。しかもだ。
MD版とPS版のシナリオがだいぶ違う。アナザーコードのように、変更した事情がわかるのはいい。今作は。まあ、表現力が上がったので、動画をたくさん入れたり、演出力アップは予想してたよ。でも、なんでそこをわざわざ変えたのか良く分からない細かいシナリオ変更が多く。ザッピングプレイなので途中でどっちがどっちの展開なのかごっちゃになって大混乱。正直話はどうでも良くなってしまいましたよ。要するに、突然悪の本性をさらけ出し、主人公の彼女を誘拐して世界を征服しはじめた魔法皇帝とやらを倒し、彼女を取り返して故郷に帰る。それだけだ。

シナリオは甘いが、システム周りは意外とひっかかりが多く。MD版は迷路ですごく迷うので何度も泣きそうになった。同じゲームアーツのさらに過去のゲーム「ゼリアード」のインタビューにおいて、「心理的に迷いやすいノウハウ使って迷路作ってます」みたいな発言を読んだ記憶があるのだけど(数十年前のなので、どこまで正しいかは確認してないが…と思ってググってみたら、やっぱりそうだっだ。)そのノウハウをここでも活かしたのかな、みたいな。一方のPS版は迷路自体は単純だが、シンボルエンカウントがうっとおしく、バトルも、雑魚キャラですらいくら殴っても死なない。アイテムの持てる数も、魔法の手数も少ないので、結構キツイ。ラスボスは全ての魔力復活アイテムを使ってギリギリで勝てたのだけど、手数が少ない分、バランス設定も「ギリギリ」で調整しやすかったのではないかな。辛かった。

続いては、エターナルブルー?むしろGBA版のシルバースタープレイしちゃう?いやルナはいったん忘れて別のゲームを。積みが多すぎるんだよ。