ひろがるスカイ!プリキュア

毎年書いてる気がするが。自分はこのシリーズのメイン視聴者ではない。自分の価値観はこのシリーズに求められる評価とは異なることは最初に書いておきたい。

そのうえで。ああ。今年もダメでしたよ。期待を上げちゃったのがさらにダメージ。
女の子なのにヒロインじゃなくてヒーロー?いいじゃない。ヒーロー手帳を付けてヒーローとは何ぞやを書き連ねている主人公?いいじゃない。女の子ならではのヒーロー像とやらを見せてくれるんだと当初は予想したわけです。ところが。相棒のましろがいけない。彼女の甘やかし体質があっという間に主人公を骨抜きに。ヒーロー手帳はいつしかましろんとの仲良し手帳になってしまった。身体を鍛えてるわりにはメンタルひ弱だし。
敵側をほとんど描かないのではヒーローの戦いの奥深さが出てこない。せっかく初の男の子プリキュアを出すんだから、既存の「男の子ヒーロー」視点も入れての比較も出来ると思ったけどそんなこともなし。男の子プリキュアは最大限批判を浴びないタイプのショタくんになりました。結局普通の女の子視点のましろの方が、最後は主人公並みの扱いになってた気がする。メイン視聴者目線で考えればそれはそれで納得なんだけど。
あと、エルちゃんの扱いがひどい。プリキュアを生み出し、シリーズの玩具販促に必要な赤ちゃんキャラで、必要な時には大人化してプリキュアに?都合がよすぎるのはともかく、記憶とか年齢・経験を得ることによる性格変化があやふやすぎて意味不明。プリキュアになってもずっと記憶が残ってるなら赤ちゃんに戻ってもそこそこ大人びていろよと。
次作のわんだふるは、そこそこ情報が出てるけどほとんど読んでいない。ペットものなら期待ゼロで見られそうだ。