Yes! プリキュア5

10月からNHKで「オトナプリキュア」が始まるという。


題材がこのタイトルなのだけど、未見で。この際なので事前に観ておくことにした。
前2作(厳密には3作?)はベース2人のバディものだったと思うのだけど(追加戦士はあり)、今作は5人体制のチーム。さすがに最初から5人ってのは他にはスマイルぐらいだけど、チーム制という点では最近はこっちの方がスタンダードなのでは。

しかし。縦軸の物語がほとんど動かない。基本5人の友情およびイケメン妖精とのプチ恋愛の日常話。敵であるナイトメアの怪人たちは、1話からずっと「ドリームコレットを寄越せ」しか言ってこず、負けが込んで勝手に自滅していく。そうか。改めて納得したけどこれがプリキュアの「普通」なのだな。今作に限っては、その仲良しな日常が最終的に敵を攻略する鍵になったので良しでいいのだろうけど。

そんな今作のもう一つの目玉は妖精がイケメンに化けること。二人とも善人なのでそれぞれのプチ恋愛も安心して観てられたけど、妖精=イケメン図式の不自然さを一度気にするとキリがないんだよな。変身前後もいちおう性格は変わってないようだけど、年頃の女の子に抱きかかえられたりしたら「人間男性視点だと」すっげー恥ずかしかったりするはずが普通に自然だし。これは気にしないのが一番なんだろう。

あとバトル中の口上、「なんちゃら乙女のなんたらかんたら、受けてみなさい!」が個人的にはお気に入り。凛々しくて恰好良いじゃないですか。クドイという批判もあったんじゃないかと思うが、自分はそんなことない。続編でも続けて欲しい。

それと、エンディングの独特のボーカルに味わいがある。最初は気が付かなったのだけど、そうか。彼女が後のキュアソード。大人になって声質微妙に変わってない?最近のも味あって好きだけど。

シリーズの終盤で、メンバー全員に将来の夢が出来る。オトナプリキュアではその答え合わせができるはずで、それは楽しみだが、続きのGOGO!で境遇がさらに変わっている可能性もある。妖精たちともプチ恋愛の顛末も気になるし、引き続き観なければ。

 

◆ おまけ

キュアソード(宮本佳那子)さんの声変化

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