キラキラ☆プリキュアアラモード

前作の感想はこちら

振り返ってみれば、ここ3作は「何かになる」ことを目的にしていた。プリンセスに魔法使いにパティシエに。プリキュアになった時点で目的の存在になったとも言えるが…。プリンセスは、そもそもプリンセスとは何かという問いかけをし続け、一年を駆け抜け。魔法使いは魔法で仲間同士戯れていただけだった。パティシエは…。なまじ現実の職業なので頑張ってるなーという部分とそこでは見せない部分もあり(売上と仕入れの収支計算とか、クレーム対応なんて幼女は見たくないだろう)ほどほどうまくバランスとっていたとは思うけど、どうしてもこじんまりはするよね。敵とのバトルもあまりインパクトがなく。(やっぱり肉弾戦がないと締まらない。)最終的には6人のキャラに負うことになるけど、一番期待してた高校生コンビがすごいと思えなくなってきたあたりで興味が薄れ。後半はテレビはついてても半分寝ていたような。評価できませんな。自分には合わなかったとしか。作品テーマ、デザート→「大好きなものへの想い」もあまり深堀りできるものではなかったな。

すでに次作のハグプリも観ているが。これはここ2作で止めていた「完成されたプリキュアフォーマット」をガッチリ踏襲しており、新しいというより懐かしい印象の方がつよい。止めていた時代に不満があるので、これはこれで好印象なのだけど、途中で躓くとただのマンネリになるのでそこは注意して欲しいところ。テーマは未来、か。過去3作は何かになる、だったけど今作は何にでもなれる、という可能性を強調してるのが新鮮かな。