All You Need Is Kill

このタイトル、原作との出会いは2008年だから6年前になる。
ゲーム的リアリズムの誕生」で紹介されてたんだよね。ここで一連のループものSFの系統を整理できたのだけど、巡り巡ってトム・クルーズ主演のハリウッド映画になるとは!ということで縁を感じて早速観てきた。
満足はした。が、どこか物足りない。原作とはどうもだいぶ話が違ってるっぽいが、そこは気にならなかった。むしろ原作だって同じ。「戦場で死ぬと、スタート時間にリセット。何度も同じ時間を繰り返すことで主人公が強くたくましくなっていく」というシチュエーションが素晴らしすぎて、その他の印象が薄すぎ。ラストのオチすらもこれに比べると地味。6年前に読んだ原作もこのシチュエーション以外まるで記憶に残っていないぐらい。

魔法少女まどか☆マギカ」でも同じループネタが使われていて、その時は正直「なんだ。All You Need Is Killと同じじゃん」と思ったものだが、あれはそこからもう一ひねり、さらにラストに流れる展開が良かったんだよね。