ゲーム音楽三昧 II(ツヴァイ)

4年ぶり。(前回の感想はこちら
この日は一日空けて。録音しながら耳を傾けていた。最近はスマホで簡単に録音できるようになったのはいいが、自分のスマホが不安定でオチたり、地震でラジオが中断したりと忙しかった。番組の編成は前回の芸人とか賑やかし系お祭り感をなくし、ゲーム音楽家とのトークや、演奏家のライブといった「しっかり聴かせる」方向性にしたようで、それはそれで良かったと思う。マニアックさが増したが、2回目だし、それを期待したリスナーも多かろう。
全120曲のうち、知ってたのが64曲。こんなもんか。
前回はお祭り感であまり気にならなかったけど、今回はゲーム「音楽のリクエスト番組」の難しさが表出した感じ。なにかというと「音源が定まらない」こと。普通の楽曲はCDとして出回っているのがオリジナル音源なのが普通だ。しかしゲーム音楽はゲーム内で鳴っているのがオリジナル。CDに収録されていないのが大多数。運よく収録されてたとしてもアレンジや編集がされてたり。ゲーム音楽ファンにとってはそれが醍醐味で、原典たるオリジナルを尊重しつつ生演奏や大胆なアレンジを楽しんだり。一曲で何パターンでも堪能できるのだけど。
ネットでの実況掲示板での噂によると、どうも今回、NHKが対応したのはCDに加え、アマチュアがアレンジしたYOUTUBEの音源も使ってたのかな、とにかく音源が安定しない。ドラクエ特集でさっきはファミコン音源で「勇者の挑戦」を鳴らしたかと思うと次の「勇者の仲間たち」ではオケ版にしたり。さらにYOUTUBEらしい怪しげな音源まで混じってくるから聴いてて不安になってくる。まさに「今日は一日疑心暗鬼三昧」だ。

選曲については、前回よりマニアックなのが増えたのはいい。作曲家・演奏家に焦点を当てたおかげで慶野由利子氏の「DBDD」とか貴重な曲を聴けたし、「NaHaNaHa vs. Gattchoon Battle」がラジオで放送される日が来るなんて感無量だ(CDは持ってるけどな)。けれど前回の締めが“ビデオゲームミュージック”の「ギャラガ」という通好みな選曲だったのに、今回のドラクエIII「そして伝説へ」なんてベタ過ぎてがっかり。