ゼルダの伝説 スカイウォードソード(Wii)

ゼルダの伝説 スカイウォードソード ゼルダ25周年パック - Wii

ゼルダの伝説 スカイウォードソード ゼルダ25周年パック - Wii

任天堂がコスト掛けまくって作った超ド級ソフト。
この会社がこれだけ手間隙かけたタイトルがつまらないわけがない…はずだけどその分プレイヤーにとっても重いんだよね。こっちも若くないし、少し進んだら一休み。ボスキャラの前に一休み。謎に詰まったら一休み。なんとか最初のダンジョンが終わってようやくゼルダらしくなったかな、というところ。ラストは当分先だろうからファーストインプレッション的感想を。
大作だからストーリーと操作説明で出だしが退屈気味になるのは仕方ないけど、もう少し工夫をして欲しかったところ。一方アイテム選択操作は事前のネット情報で掴んでたイメージどおり。もうちょっとアイテムが揃ってくると恩恵が感じられるようになってくるかな。それとイスがいい。一休みはここで「よっこらしょ」といいつつ座る。
リモコンはプラス内蔵型を強く推奨。しょっちゅう振らなくちゃならないんで少しでも軽い方がいい。今回25周年パックを買って正解だったようだ。
[追記:2011.12.31]
なんとか今年中にクリアを。という気持ちはあんまりなかったのだけどたまたま大晦日の今朝、エンディングを見ることができた。まずはいつもどおり。一本の長い大作を、いくつもの困難を乗り越えて得た達成感は格別で。特に3D版ゼルダは一体感がハンパなし。RPGと違って経験値は自分に溜まったものだけが頼り、だしな。途中何度休みを入れたことか。サイレンなんぞは始める前の緊張感高まり過ぎで、一回失敗するとしばし休憩を入れないといけなかったり。場合によっては一週間ぐらい。

続いてシリーズ他作品を念頭に入れて感想を。操作感が格段に良くなったのは確か。チャンバラも良い。が、「画質がよくなりました」と同じようなもんで、馴染むと当たり前になってしまう。この手の部分は悪ければ強い不満になるけど良いからといってそんなに満足感が高まるものでもないんだな。

次に今回散々謳われた「濃密」について。これ、話の発端は絶対コストカットだよね。いや、コスト配分かな。一回しか来ないところ、プレイによってはそれこそ一回も見られることのない部分にグラフィッカーが延々と背景を描き続けるより、一回作ったフィールドで何度も遊んでもらう工夫にお金をかけたほうが意味がある、と。当然効果は両面性があった。「新しいフィールドに出会うワクワク感は減った」一方で「馴染んだ世界に親しみを持って関われた」。一長一短ってとこか。

あと、あまり謳われていない点として、今回は「怖がられないゼルダ」、というのもあったんだと思うな。謳われない理由は前作「トワイライトプリンセス」を結果的に貶めることになるから。トワプリはとことんリアルを追求してグロデスクな絵柄になっているので、ゲームの難易度ととは別にプレイする気が減退するんだよね。(もちろん映像的にはこちらの方が好きというひとも多いだろう。雰囲気でてるし。)そう。シリーズ全体の流れでみると、時オカの正常発展版であったトワプリを徹底的に反省し、再構築したのが今作なんだろう。

25周年祭?ということで、手元の3DSには「初代ゼルダ」に「リンクの冒険」「夢を見る島」「ふしぎのぼうし」「4つのつるぎ」が入ってる。まだまだゼルダが遊べるんだよな。暇になったらぼちぼちプレイしていこう。