「トゥーランドット」&「カルメン」

NYメトロポリタン歌劇場のオペラが映画館で(実際に見に行くことを考えると)格安で閲覧できるという「METライブビューイング」を観に行った。といってもすでに2回、どちらも東劇。
先月は「トゥーランドット」、昨日は「カルメン」。同居のひとリクエストだが、自分もオペラなるものは見ておきたかった。とりわけクラシックで有名な曲がどういった局面のために作られたのか、劇中でより自分好みの曲が見つけられるのか。そもそもどういった物語なのか。
といっても「トゥーランドット」は直前にあらすじはwikiで確認していた。たいして長い筋書きでもないが、歌は長い。有名な曲といっても「誰も寝てはならぬ」くらいかな。もっとも舞台設定が非常に華やかでお腹いっぱいというところ。
カルメン」はあらすじを読まないで挑んだ。奔放なキャラと聞いてはいたがカルメンのわがまま加減、それに引っ張られてボロボロになっていくドン・ホセの情けなさにはいささかうんざりしたが、因果応報な結末に心スッキリ。まぁ確かにあの時代にこのキャラこのドラマは衝撃的だったろう。曲はもちろん有名なのが多く。(ビゼーは「アルルの女」が大好きだし。)「闘牛士の歌」が気にいった。もちろん有名な節の方は以前から知っていたのだけど。それにしても。あれだけ格好いい「闘牛士」なんだが「闘牛士」である必然性があんまりないような。日本版リメイクがあるとしたら、この役は力士にしちゃってもよかろう。