- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: DVD
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最終回はふたりの少女の成長を焦点とした、メインのドラマが泣けた。けれど、作品世界観としてのテーマはラスト直前のメガネから引き離されるエピソードかな。
「手で触れるものだけがリアル。虚構の世界に浸っていないで、現実の世界に戻れ」というメッセージは我々世代の正論だったのだけど、リアルとデジタルが行き交うネット時代で手で触れられるものだけがリアルと本当にいえるのか。そもそも手に触れられるものだからといって本当と言えるのか。「自分の胸の痛み」=本当のリアルは思っている自分を感じられること、そこにあると思い当たるデカルト的結論は古いけど根源的な回答だった。
一息ついたらまた全編通して観よう。それだけの価値はある。