GPD WIN Mini

タイトルは↑のとおりだが、内容の半分はGPD WIN4のその後の話になる模様。

やはりWIN4は、個人的にはその後もずっと微妙なままだった。ゲーム用マシンになる宿命とはいえ、そのための環境作りの時点でうんざりしてしまって。ほぼ放置。勿体ない。
買う前から分かっていたことだ。この機種は単体で「ゲームにも使える」ではなく「ゲーム以外ではほとんど使えない」。左右のジョイパッド部が邪魔でキーボードは親指押しでも打ちづらいし、テーブルに置くとモニタは真上を見る。別途キーボードやマウスをつけないと、支えがないと、PCとして満足に使えない。

そんな不満を完全に解消したのがMiniだった。これだよ。自分はこれを待っていたんだ。キーボードは親指ポチポチで不満なし。7インチの画面は、大型化しまくってきたスマホ(AQUOS R8 pro(6.6インチ))よりもさらに大きく。kindleも今後はこっちで観るのがよいかも。そしてマシンパワー。最新のゲームを入れる気はないけど、強まっておくのにこしたことはない。WIN2で、一応動くけどときどきガタつきがあったりで気にしていたタイトルがすいすい動くのが超うれしい。マシンパワーはWIN4も十分強まってるのだけど試すところまでいってなかったからな(苦笑)。あとWIN2はちょっとおもちゃっぽいところがあったが、miniはスッキリして無駄のないフォルム。これがいい。

ということで、ようやくWIN2環境をMiniに、そしてそのついでにWIN4にも再現する作業が始まった。ゲーム環境もここ数年でだいぶ改善されたようで何より。
そうしてようやく実感するのだ。Miniでもゲームは十分楽しめるが、ゲームだけならWIN4の方が両手で持って、手にしっくりくることに。さらにだ。MiniでKINDLEを使うためにジャイロでの画面回転を知ったのだけど、Win4で画面回転してさながらスマホのように縦画面で使うとこれも安定することに。やっぱり使いこなし、ノウハウの確保は使ってなんぼだな。

同じマシンでも、細かいカスタマイズはある。ちゃんとその都度「最強」を買ってきたこと、マシンスペックの推移を自分でも忘れがちなのでメモしておきたい。
自分が買ってきたマシンのスペックが以下だ。

機種名 CPU メモリ 容量 画面サイズ
GPD WIN2 Core M3-7Y30 8GB 128GB 6インチ
GPD WIN4 Ryzen 7 6800U 32MB 2TB 6インチ
GPD WIN Mini Ryzen 7 7840U 64GB 2TB 7インチ

さてと。WIN4とminiの使い分けをどうするのかは最初から気にしてるところだけど、これって贅沢すぎる悩みよね。

追記:ほぼパーフェクトといいたいMiniだけど、不満がないわけではない。不満だけでなくより期待したい改善ポイントも挙げておきたい。GPDがこれを解消することはなさそうだが。

  1. ・ 生体認証機能がない。Win11からは生体認証が基準になってきている。他からも真っ先に挙がってきている難点。
  2. ・OCuLinkなんていらないから旧USBが欲しい。レガシーを取るか、最新を取るかは難しいところ。もっともOCuLinkを取れば旧USBが付けられたかは分からないけどね。
  3. ・前面にもインターフェイスがあると嬉しい。WIN4は前面(下?)にもUSBがついていて、前後どちらからもHDMI接続&電源確保できて便利だった。同じくステレオジャックが前にあると使い易いんだよね。マウス<>JOYPAD切り替えも、背面よりはサイドにあると使い易い。
  4. ・グリップアクセサリーがおまけで付いてきたのだが、箱から出してもいない。着脱が楽なら試してみるのだけど、ネジ使うんじゃな。面倒すぎる。

正月早々

正月ぐらいはのんびりするつもりだったのだけど、こんな状況では(少なくとも心持は)穏やかではいられない。能登地震と羽田の飛行機炎上事故だ。

しかし、どちらも大惨事には違いないのだが、不幸中の幸いというか。津波はそれほど大きいのは来なかったおかげで死者も現時点で100名未満だし、飛行機も、旅客機側に死者はなし。もちろん数の話ではなくて。個々に見れば実際に亡くなったりトラブルに見舞われた方々がいて、彼等にとってはたまったものではないのだけれど、総体として見れば「最悪」はだいぶ抑えられたように思う。東日本震災の津波被害者は死者2万人弱。飛行機事故も乗客の脱出があと少し遅れてたら百人単位で死んでいたわけで。

それはそうと落ち着かず、不穏な雰囲気であることには変わらない。これが「今年」一年続くのか?うーむ。

2023

中期的な目で見れば、やはり転機はコロナだったんだよな。
あれから会社が変わり、糖尿病になり、離婚して、また会社が変わる。なにより納得できないかたちで意図しない会社に放り出されるというのはキツい。
生殺与奪の権を他人に握らせてはいけない、なんてずっと聞かされてはきた。でも自分のように弱い人間にはそうするのが一番生きやすいと思って生きてきたし、じっさいそれで正しかった。これまでは。しかし今後はそうわけにはいかないのだろう。

今の生活を維持するよりどころはふたつ。両親が健在であること。会社からの待遇が今のところ維持されているということ。どちらかがあるいは両方が崩れたら、身の振り方を見直す必要が出てくる。具体的に準備してる余力はないけれと、その時が近いことはそろそろ覚悟しなくてはならない。

離婚したことで、身内のリスクはだいぶ減った。50代は自分のやりたいことができる年齢だとも聞く。(別の観点で言えば他人から期待もされないということ。)危機意識と、自分の好きなように生きてみせるという楽観視とを、バランス持って臨んでいこう。


ちなみに。昨年末のコメント読むと「離婚以降購買欲が増し増し」とある。このときはX68000 ZとGPD WIN4と書いてあるが、その後にスマホの買い替えとかGPD WIN MINIとかいろいろあって、さらに散財が進んだ。予定外の支出なんて良くあることだが。来年は金のかからない、おだやかで貯金のはかどる年になると期待したい。

イース・オリジン(SW)

ニンテンドーeショップで購入。激安セールでのタイミングだったと思う。
イースは最新作10まで行ってるのかな?おじさんはPCで3までしかやっていない。別にアドルには思い入れないし。イースという舞台を描いてくれる方が余程とっつきやすい。

今作では700年前のイースの話。懐かしい、あの「塔」の中だけで物語は展開する。塔の中だけ?懐かしがってるジジイユーザーには満足な設定だが、イース1・2をやっていないと狭いだけの舞台だけどそれでいいの?自分はジジイユーザーなので問題ないけどね。アクションも、割と楽なのでサクサク進めるのはいいが(難易度は一番簡単にしています)、ちゃんとラストまで見ようと思うと3人…3回同じダンジョンを進まなくてはならない。所々でそのキャラならではの仕掛け解決、ドラマはあるんだけど、さすがに3回めはだれたな。良い暇つぶしにはなった。

音楽は…昔のイースのように、わりと熱い曲も多いのだけど、なぜかFM音源で聴きたいと思ったことよ。誰か作ってないのかな?

SCARLET TEMPEST


BEYOND THE BEGINNING



キボウノチカラ~オトナプリキュア’23

これを観るために、はるばるプリキュア5約100話を観てきた。その甲斐はあったかな。
ファンの期待の最大公約数部分で作られた作品。奇抜なネタはほとんどなかったと思う。大人のままプリキュアになる、みたいな賛否が分かれるようなこともせず。でも彼女たちの未来の活躍を確認できたことが、ファンにとっての幸せになったはずだ。
とりわけのぞみとココとの結婚。リアルタイムで観たきたファンはずっと期待していただろうしね。

ちなみに音楽。OPとEDどちらもよし。


EDは、自分としては宮本佳那子さんひとりに歌ってほしかったのだけど、お祭りだからみんなで歌うのもいいか。ここぞというところで作曲してくれる高木 洋さんは、制作者に絶大な信頼を得ているのだろう。この曲もとても好き。



帰ってきた 名探偵ピカチュウ(SW)

このシリーズは3DSウェアの頃からプレイしている。3DSのグラフィックとしてはかなり頑張っていて、ポケモンと人間が共存する世界がリアルに描かれていて好感が持てた。おっさんぽいピカチュウもいい。パッケージも買ったし、映画も見た。満足はしたが。結局このピカチュウがどういう存在で、主人公と話せる理由とか、肝心なところは未解決のまま。そんなわけで続きを期待して待っていた。個人的な気持ちとしては、当作は満を持して発売された完結編なわけだ。

グラフィックは確かに良かった。そして肝心なところもしっかり描かれていた。誰もが予想しそうな仕掛けだけど、混乱する記憶を辿り真実にたどり着くシーンはなかなか良かった。でもそれだけ。あまりぐっとする話も展開もなかったし、ラストは怒涛のご都合展開に笑いまでこみあげてきたものだ。なんか白けたけど終わりとしてはこんなもんかな。

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

もともとね。第6期は好みだったのです。もちろん1期2期こそ原点。
ただ時代を経ていくにつれて鬼太郎のキャラにブレが出ていたと思うのよね。(と言ってもまともに観てたのは3期までなのだけど)現代の子供に媚びたる僕らの仲間。人間の味方としての鬼太郎になってるっぽいなあ。でもそれはなんか違うと思ってた。評判の良かった6期はその点バランスが絶妙。妖怪がほぼ駆逐しきられてしまった現代において、鬼太郎はそれほど人間にやさしくない。人間に対して冷めていてあまり関わろうともしない。だが、それでも最後には人間を助けてくれる。ちょうどいいと思う。

この映画は第6期の流れにあるタイトルらしいと聞いていたので、ひょっとしたら、というアンテナだけは張っておいた。そしたらこれも名作との評判。早速見てきた。最近こういうパターンが増えた。無駄金は使いたくないが、良いものは映画館で観ておくべきで。このところ豊作続きなのだろう。なにより。

作風は、水木というより横溝正史?(<実はまともに観たもの、読んだものはない)じっとりする怖さはあってもゲゲゲっぽくない。しかし設定として繋がっている点が逐一合っているので「これじゃない」とはならない。むしろこういうのもアリ、だ。そしてラストはしっかり鬼太郎誕生の根幹を描いて落とす。展開は惨いし登場人物はほとんど酷い目に会って終わるのだが、納得感が強くて拒否反応もない。良い仕事だ。観てよかった。脚本は吉野弘幸?いかん。ノーチェックだったが調べてみたらガンダムSEEDの「舞い降りる剣」の回を担当していたのか。さすが。

声優もやけに豪華。アーニャにフリーレンと大物続きの種﨑敦美が作品内最強の美少女を演じているのはいいとして、皆口裕子釘宮理恵らが残念なおばさんらを演じてるのが…。
古川登志夫も老けてない。ククルスドアンのカイ・シデンはちょっと落ち着きすぎて心配してたのだけど。音楽はエンディングテーマがいい。オープニングテーマは歴代の番組で使われているが、初期エンディングの「カランコロンの歌」のも好きで。このフレーズを拾ってきてくれたのは嬉しい。

最後に。今年は「戦争の影響が残った昭和」を扱う作品が目立った気がする。「君たちはどう生きるか」に「ゴジラ-1.0」と今作。令和の今だからこそ、振り返りたくなる時代だということかな。