GPD WIN4

昔からミニPCいろいろ買ってきたけれど、GPD WIN2はかなりのお気に入り。
HP200LXに匹敵するお気に入りのマシンがこんなかたちで出てくるとは。感動しましたよ。気軽に持ち運べるギリギリのサイズ、重さ。WIN10なので全てのWINDOWS環境が持ち運べる利便性の良さ。そして遊んでくれといわんばかりに付いているゲームパッド

しかし、そんな愛機にもいろいろ不満はある。
もうちょっと軽くなって欲しい。もうちょっとパワーが欲しい。もうちょっと容量が欲しい。(縦画面をソフトで横にしているので)全画面表示が壊れるのをどうにかして欲しい(これは個別のソフトで何とかできるのでやっている。)使える電源アダプター規格がよくわからん。結構壊れやすいのを何とかして欲しい。

特に最後の「壊れやすい」が切実で。何度も天空のサポートにお世話になってきたが、ある時「もうこの部品はないです」と言われて危機感が走った。やはり定期的に新世代に乗り替えていく必要があるのだな。お金の問題は、なんとかなる。しかし次世代のWIN3はスライド画面だからなあ。クラムシェルがいいのに…。


と思っていたら、昨年秋にWIN4が発表された。が。うわあこちらもスライド画面か。WIN2の成功でか(?)、世の中ゲーム用UMPCのフォロワーがだいぶ出てはきたが、それらはほとんどがキーボードのついていないタイプ。それらと戦う「キーボード付きゲーム用UMPC」は、クラムシェルよりはスライド形式が良いのだろう。そういう時代なんだと自分を納得させて購入へ。買うと決めた以上いいのを買おう。HDもメモリも最大で。LTEだってつけちゃおうかな(←結果はつけなかった。余計なパーツが増えてゴツくなるし、4月からはテザリング無制限プランに変えたので、こっちで正解)。ところが申し込みも済みあとは納品を待つばかりの段階になって、WIN2リメイクの話が出てきた。ふざけんな。また買うしかないのかよ。

 

そんなわけで。世間の評判とは裏腹に複雑な想いで手に入れたのが今機種。初期の印象としてはお気に入り機種との比較でネガティブになりがちなのは仕方ないところ。

先にポジティブなところから書いていこう。
マシンパワーが強力になったのは、まだそこそこしか感じてない。もうちょっと環境を整えないとな。とはいえ、Nreal AirのNebula対応(ベータ版)で早速威力を発揮してくれている。WIN2だと1画面しか表示が出来ず、二画面にすると真っ白な画面になってしまう。容量が多いのもありがたい。WIN2ではシステム以外はほぼ全てSD CARDに入れていたけど、こちらはHDにガンガン絶賛インストール中。ゲーム以外のデータも入れていきたいな。スライドを下して、両手で持ってゲームに専念する場合は、やはり安定。しっくりくる。
続いてはネガティブなところ。
ともかく大きくて重い。我慢の範疇を越えた重さ。パッドが横についた分長くなり、片手でもったときの不安定さが半端ない。ネックストラップ必須だが、出来たら右手側につけたかった(左下にしかつけられない仕様)。スライドキーボードにもいろいろと不満が。ファンクションがすべて「Fn」キー同時押しが必須になり、アプリを落とす[ALT]+[F4]がとてもやりづらくなった。そもそも最上段のキーはスライド画面に指がぶつかって設計の問題だと糾弾したくなるぐらいに押しにくい。WIN2のようにキー自体に凹凸がなくて押しづらい。左右のパッド部分が邪魔でやっぱりキーが押しづらい。上部左に電源キーがあるのだが、そのあたりは手で持ったりするときに間違って押しがち。ボリュームボタンの+-は逆の方がしっくりくる。追加でつけてくれた背面ボタンは押したいときに見つからず、余計なときに間違って押してしまう。右下のポインティングデバイスは思いのほか使いづらい。これならジョイパッドで十分。
…酷いな悪口。繰り返すがこの評価は現時点における「お気に入り機種との比較」なので、慣れと工夫でかなり改善されるはず。されると信じたい。WIN2リメイクが出る頃には「そんなのなくて十分」と言えるぐらいになってれば良いのだが…。というかWIN2リメイクの仕様が気になって仕方がないわ。