さっきクリア。感想を一言でいうと、怪作。まさに怪作。
3人の超能力少女が悪のテロ組織と戦うというストーリーだが、アクの強さが半端ない。日本を滅ぼそうする組織の繰り出す、どこかオカシイが容赦ない残忍な刺客&作戦と戦う主人公たちの姿はまさに修羅。ゲームシステムはスキだらけでお世辞にも良いゲームとは言えないが、鬼気迫るシナリオとドラマには魅せられる。読後感というと、重かった。疲れた。
脚本・監督の遠藤正二朗氏の作品はこれで2作目。前にプレイしたDS の「THE 裁判員」で、その雑なゲームシステムとどこか凄みのあるシナリオは経験済みだが、あれはそれほど本気出してなかったんだなと。
音楽は、評判ほど自分はグっとはこなかった。派手さはあるが、メロディーラインがあまり響かなかったんだけど、敢えて言うなら「真実の徒 Battle」かな。
マリカ~真実の世界~ OST 真実の徒 Battle Theme
序盤のバトルは簡単で拍子抜けだったけど、後半になるとキツくなり、この音楽の流れるボスバトルはギリギリの戦いが続いて辛かった。属性上げ下げコマンドがいくらでも重ねられるのは知っていたので、回復薬をしこたま買い込んだラスボスバトルは余裕もっていられたけどね。
それにこのゲーム、やっぱり絵柄が凄いんだよね。普通の女子高生のくせに目ヂカラの半端ない主人公、神崎まりかもたいがいだけど、古武術を嗜む東堂かなめのポーズが怖い。
まりかの背中からの視線もまた、一層怖いです。