仮面ライダードライブ

仮面ライダードライブ VOL.1 [DVD]

この日記も久しぶり。

「仮面ライダードライブ」は極個人的に評価が不利な作品ではあった。自分は前作「鎧武」に結構思い入れがあった。フルーツ+戦国+鍵とか無茶な三題話からギッチリ一年分の大河的プロットをひっさげて始めたのに、放送回が何度も減らされて終盤駆け足展開、なんか中途半端で終わった感の「鎧武」。だが次は車で刑事？お題がすこぶるシンプル、安直ではありませんか？２話めを観損ねたので敵側のロイミュードという存在がいまいちわからないままだったり、またウィザード時代の退屈な２話完結に戻ってしまったのか、とか。だから正直あまり真面目に観てこなかった。

それでも。なかなかうまく終わらせたなと。中盤あたりから主人公の父親を殺したロイミュードとのやりとりとか、善か悪か良くわからない存在だった蛮野が最終的に最凶のキャラとして暴れたり、物語が大きく動く展開は見所があった。なにより。
当初から「ラスボス的立ち位置なのに仲間思いな」ハートが最後までいいヤツで死んでいったところがこの作品の一番の良かった所だと思いますよ。

次作たるゴーストは先入観なしに評価していきたいところ。脚本の福田卓郎氏はライダー初参加ということで、これまでとはまた変わった物語になるよう期待したい。