華氏451度

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

レイ・ブラッドベリによるSF古典。タイトルは超有名だけど、初めて読んだ。
本好きによる本好きのための作品なんだけど、感想としてはあくまでも…古典。だよなあ。人の知恵、知識を残す手段としては、現代は電子媒体が相当深く浸透しちゃってるし、だいたい強大な権力からの迫害、って設定自体今では古びてしまった気がする。タイトルを「本が燃える温度」から持って来たり、独特で詩的な表現はさすがとは思うし、もちろん得るものはあるけど。