「メルヘンヴェール」。買ってはないけど思い出深いタイトルだ。
ゲーム本編はなんだか難しそうで面白くなさそうなのだけど（プレイしてないが、そういう評判も聞く）ステージ間にビジュアルシーンが挿入されていて、物語性がある。・・・今でこそ当たり前というより陳腐化した感じすらある“ビジュアルシーン”だが、当時は画期的だったのよ。それも美しい童話のようなシーンが紹介されていて。あわせて音楽も良かった。当時電話をかけるとテープを流すサービスがあって、メーカーであるシステムサコムの該当ダイアルに電話すると、メルヘンヴェールの音楽のさわりを聴けた。これがまた良し。ビジュアルシーンのイラストにあいまった格調高いメロディ。シンプルなFM音源の音質が返ってイメージを膨らませてくれた。何度も電話したなあ。
しかし、結局この作品は我が愛機X1には移植されることもなく(?)（このあたりの記憶があいまい。発売しているという情報もあるが…。その代わり、名作「ユーフォリー」に繋がった？本当なんだろうか。）思い出で終わっていた。
それがここへ来て。25年もの時を越え、サントラ発売ですよ。そうきたか。やるじゃん EGG MUSIC! 発表見てすぐ購入ボタンを押した。その後２ケ月あまり。同時に「THE LAST STORY Original Soundtrack 」や「-MYTH-The Xenogears Orchestral Album」も購入したというのに、もっぱらこればかり聴いている。思い出の電話サービスで聴いた曲の完全版やその他、曲集は少ないけど味わいがある。いくつかの曲には元ネタがあることはニコニコ動画であきらかにされているが、別に構わない。あまりにゲームっぽくなかったのでそんな気もしていた。取り上げてくれてよかったというところか。
って感動してたらノイズ混入騒動があるようで。グダグタだな。悲しい。
