ドラゴンクエストIX 星空の守り人(DS)

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

一応クリア。いろいろと物議を醸し出しているようだが、個人的には今回は良ゲーと認定。もともとこれまでとは違うコンセプトなのだ。ついてこれない人もいるだろうが、そういうひとは次回作とかFFとかに期待すべし。

ということで感想。(ネタバレも入るので注意)
途中まではストーリーが4,5,8のような一本道ではなく、3,6,7のような諸国漫遊記になっている。自分のような一本道派には辛かろう。正直3,6,7の個人的満足度は軒並み低い。(3は1,2込みでリアルタイムに体験していないと感動薄いはず)。しかし終盤、そんなひとも納得のダークな展開に。天使の力を抜き出して悪事を・・な仕掛けは4の「進化の秘法」を彷彿とさせる。シナリオ全体としてはちょっと短いがこれはこれであり。(8のようにクライマックスを引き延ばされるのもありだけど、7のように諸国漫遊だけが延々と続くのはなし、だ。)
自分以外のキャラがロボット状態なのはトホホだけど、その分IIIより自身のキャラ設定が独特で、案内役のガングロ妖精もいてくれる。システムコンセプト都合として割り切るべき。そのかわり見た目&職業とカスタムが効きまくるのを楽しむべし。
・・・なんて、実際自分はまだ今回のシステムコンセプトに沿ったプレイはほとんどしていない。転職は少し試した程度で結局初期のままラスボスは倒した。マルチプレイは相手が見つからない(;_;)。ともかくクリア後も追加クエストがたっぷりあるようだし、延々バトルを繰り返してても飽きない。まだしばらくは遊び続けることになるだろう。


最後に現段階における個人的ドラクエ順位。
4or5>8or9>3>6>7 (1,2は未プレイ)
4はマイフェイバイリットタイトル。5はリメイクでシナリオが補強され、年を取ることに好きになる魅力がある。そろそろ4に並んだ・・かな。8はもともとあったドラクエの冒険イメージを等身大に描ききったところが魅力。シナリオも一本道で過去の呪縛を解き放った清々しさがいい。9は8に続いて新たな趣向へのチャレンジとそのまとめ方に納得。どちらがいいとは決めづらい。3はドラクエ基準(思い出補正なし)。6は5以降の迷いが見られるタイトルで7は迷走状態のどん底、というところ。「ドラクエとはなんぞや」的なところで苦しんでたあの頃は見ている方も辛かった。