逆転検事(DS)

逆転検事(通常版)

逆転検事(通常版)

購入してからなかなかエンジンがかからなかったが、数日前にようやく気持ちが専念できるようになって昨晩クリア。思った以上にかかったな。
最初に入り込めなかった理由は2つ。シナリオライターがいつもと違うということ。どうしても借り物臭さを意識してしまう。もうひとつはこの前にプレイした「THE 裁判員」が重すぎたこと。人の生死を扱う裁判をエンタテイメント的に扱うことの違和感を強烈に感じてしまったので、その流れでこのタイトルはちょっとつらかった。(今回は裁判やってないけれど)
実際にやってみて、これまた複雑な心境で終わった。
違和感は借り物臭さだけではない。法廷外で「待った!」「異議あり!」とやりあうのもどこか気持ち悪かった。裁判官もいない現場で揚げ足取り合うような掛け合い議論をしてる場合なのだろうか?
一方、良かった面も認めなくてはならない。借り物は借り物なりにキャラクターをきちんと研究していて、「確かにこのひとならこう言うだろう」と思えたし、過去作からのキャラも総登場で豪華。成歩堂らが出てこなかったのが不思議なぐらいだ。(4で出ずっぱりなのは逆に違和感だったのだけど(^^;))
法廷外のやり取りも、内容自体はゲームのメインとして十分楽しめた。素直に「逆転裁判3.5」ぐらいでいつも通りのフォーマットにしてくれれば自分はもっと楽しめたろう。
つまりは違和感さえ無視すればそれなりに楽しめた、というのが結論かな。いろいろ文句も出たけど馴染みのキャラが多い分「4」よりは良かったのかもしれない。