ワールド・デストラクション(DS)

ワールド・デストラクション ~導かれし意思~

ワールド・デストラクション ~導かれし意思~

自分はRPGにおいてはシナリオ重視派だ。"世界を滅ぼすRPG"というキーワードにピンときた。世界征服とか世界変革ならわかる。己れの望むような世界に変えるってのはよくあるけど今回は「撲滅」。全部終わり。別世界の神でもない限り、当然世界の構成要素である己れや友人なんかも全部撲滅対象のはず。「すべての記憶 すべてのそんざい すべての次元を消し そして わたしも消えよう 永遠に!」ってわけだ。それだけの動機、陰謀、相当奥深いはずだ。
・・・もちろん、ちょっと怪しいとは思ったが、そこんとこは光田氏のサントラが予約初回限定でつくのでなんとなくスルー。

実際にプレイして、あまりにむごい乖離に別のアンテナ、クソゲーアンテナがピンときた。「これはひょっとわりとキテないか?」撲滅委員会の実態はなかなか現れず、「撲滅、撲滅」と騒ぐ電波女がひとり。は?なんですかこのひとは。さらにひどいのは、自分の村を己れの内なる力で崩壊させてしまった悲劇的状況もさっさと忘れ、どういうわけか電波女を好きになったっぽくホイホイついていく主人公。一応「獣人対人間」というのが世界撲滅の対立軸らしいのだが、獣人にだって普通にいい人多いし、何人かは電波女の仲間になる。???そんな不思議展開のまま、彼らのお使い旅はまったりと進む。

戦闘が楽だったので、とりあえず進めるだけ進めようと思ったが、あるボスキャラで詰まったのでいったん停止。まともなラストを迎えられるのか、別の意味で期待していたのだが、当面は積みゲー化。クリアしたら改めて感想を書きたいが、そんな日は来ないかもしれない。