それは４月初頭のこと。会社から帰宅したら、自分の部屋を除いて家はもぬけの殻になっていた。残されていたのは、弁護士の名刺と「今後の連絡はこちらを通して」のメモ。
それからいろいろあって８月８日に離婚成立。「いろいろあった」のは確かだが、裁判せずに済んだから楽な方だったはず。子供もないし不動産も持っていないからな。（本来「対決する」はずの相手の弁護士が協力的で、まるで相手よりこちらの意図を汲むように動いてくれたのも大きい。）
結婚したのが2008年だから、14年。うちまともな夫婦生活は５年ぐらいかな。家庭内離婚がずっと長かったので、「あの時ああすれば良かったかも」と後悔するにしても５年以上は前のこと。なので意外と軽い。昨年、自分が糖尿病になった時の彼女の態度で、このひとと一生添い遂げるのは無理、と観念していたのであちらから動いてくれてむしろ良かったぐらい。
この件で書けるのはここまでにしとこう。日記なんだけど、あまり他人さまに見られて良い内容ではないし、振り返るのにもあまり意味を感じない。
ただ、ネガティブな情念はポジティブな変化へのきっかけに変換すべし、というのが自分のポリシー。彼女に任せていた金周りのこと、掃除、洗濯。は、自分で楽しくコントロールするように努めている。風呂は60度の高温で数秒温めればカビは生えないらしい、とか。掃除機は充電ハンディタイプにしてマメにかけるとか。お店の運用で勉強しているのと何気に被ってるのが興味深いところ。
まだまだ人生は長い。
