外環ウォーキング

資料はこちら(PDF)

↑平行法で見よう

工事現場などの見学ってのに一度参加したいと思っていたら、この「外環ウォーキング」の告知を見つけたので早速同居のひとと一緒に行くことにした。
松戸付近で車を運転するものにとって、ここ数年最も変化を感じるのがこの外環=東京外かく環状道路。三郷まで来ているなーと思っていたら、水元公園あたりまで降りてきて、ちょっと前に国道6号の下をくぐり、矢切まで。平成27年(!)頃には湾岸まで通って千葉区間は全線開通になるというが…あと5年か。意外と近いな。
12/18の昼12:30。松戸の外環松戸相談所。場所は松戸<>市川間のバスで中矢切停留所すぐ。国道6号線の現開通部分の末端のところだ。ここでまず外環開通の意義について説明を聞く。これまで湾岸までいくのに40分以上かかってたのが15分になるとか、都会では通過だけの車が多いので、中心を通らずにスルーできる環状線が重要で、韓国や中国ではすでに8本,10本と完備されているが、日本は3本ですら未完だとか。環境に配慮、だとか。聞いている分にはいかにも大事だと納得できてしまった。
で、出発。この日は冬らしい肌寒さだが、天候は良好なピクニック日和。ヘルメットを装着した40名ほどの一般人たちが工事現場に入り、国分あたりまで行く。最初の堀削工事現場が一番「掘ってる」感強し。小塚山トンネルでは、山を残すためにデリケートな作業をしてると聞く。山肌の木はなるべく触らず、トンネルパーツであるコンクリートブロックを脇から押し込んでいく。一部掘らざるをえなかった部分は木を近所の別の土地に一旦移植。工事完了後に戻すという。その数1,000本ほど。そんな話を聞いてから工事中の道路の一部(?)に応援メッセージを書かせてもらう。自分が書いたのは「2010.12.18 がんばれ外環開通待つ」。その後、だんだん静かな土地になっていき、最後に着いたのが国分地区堀割部。堀割部の内部を見せてくれるとのことで階段を下りて広い空間へ。高速道路が走る予定の巨大なコンクリ空洞だが、真ん中から半分ともう半分は全然工法が違うということで説明を聞いた。一旦地面堀りきってから、壁部分にコンクリを入れていくのが「開削工法」。コンクリの空洞を先に地上で作ってからじょじょに埋めていくのが「ケーソン工法」。結果としての完成形は同じとのことだが、よくみると開削工法側は工法の都合上鉄骨が埋め込んだ跡が残っている。土地の地盤によって工法は都度変えるらしいが、こういったマニアックな話はとても楽しい。
地上に上がって見学は終了。アンケートにポジティブな回答を書いて、近くの停留所からいったん市川駅へ。軽くラーメンを食べて帰宅したらもう夕方だった。

↑ここは「大丈夫だ。問題ない」と言い切るのが流儀か。