しゃべる!DSお料理ナビ

しゃべる!DSお料理ナビ
おそらくこのタイトルは、脳トレに続く重要な任天堂戦略商品だと思うので、ちょっと語ってみるべ。
まずは「料理ナビ」という目のつけどころ。
「作業中、リアルタイムな事象に対応しなくてはならず、目と手が離せない」という点において料理は車の運転に似ている。地図やガイドブックがあれば事足りるが行き先を指定すれば逐一指示してくれるカーナビが便利なように、作りたい料理を決めたらその手順を声や動画で指示してくれる料理ナビには結構ニーズがあるのかもしれない。潜在ニーズがどれほどかは現時点では不明だが、確かに「料理ナビ」は新しい商品として成り立つ余地があるように思う。実際自分の周りでも購入予定が何人か。
もうひとつはもちろんDSの担う重要なミッション、「普段ゲームをしない層の取り込み」だ。脳トレは、もちろん全年齢対象とはいえ、特に老いに不安を持つ高年齢層に強烈にアピールした。
*1「まさか自分の親がテレビゲームをプレイする日が来ようとは。」そんな驚きをもって迎えられた脳トレだが、料理ナビもおそらく(全年齢とはいえ)若い母親をひとつのターゲットにしているのだろう。彼女たちも多くはほとんどゲームをしない層。目の前の子供がポケモンで遊んでるにも関わらず、まるで関心を持たない。しかし料理ナビを通してDSの魅力に触れてくれれば、いつか子供と一緒にどうぶつの森を遊ぶ日が来るかもしれない。

そして次にターゲットとなるのは中年サラリーマン。秋に出る『日本常識力検定協会監修 今さら人には聞けない 大人の常識力トレーニング DS』 が次の戦略商品ではないかと自分は踏んでいるが、どうか?

*1:ゲーム脳」の逆を行くところがさすが。