三本足シリーズ

SIMLE2000 の「THE地球防衛軍」にはまったのが一年前。
街を襲う巨大な蟻と戦うシュールなゲームだけど、終盤には蟻だけじゃなくさらに巨大な三本足の口ボットやUFOなどと崩壊した都市で戦うという終未観溢れる展開。
BGMを八レルヤに変えてみたり雰囲気を盛り上げて何度も遊んだが、ふとこの光景をどこかで見たような気がした。
映画じゃないよな。…そうだ。小学生の頃読んだSF「三本足シリーズ」にこんなイメージがあったんだ!早速この作品について調べるが、手がかりほとんどなし。
わずかにネットで絶版なのを知る程度だった。そして興味は一度失われた。

それが今日。立ち寄った本屋で「トリポッド」なる新刊に出くわす。
まずは表紙のポップなイラスト。「ディズニー映画化」の文言。そしてイラストの三本足。とこかで見た光景だな。よくあるモチーフなのだろうか。
作者名ジョン・クリストファー、や訳者あとがきを読んでいくうちにみるみる甦る記憶と興味。なんだ。これが、これこそが「三本足シリーズ」そのものだったのか!

映画も楽しみ。指話物語のように本のイメージそのものが再現されるのを期待したい。こんな個人的感動を共感できる日本人はとっても少なそうですが、それがまたいい。

[追記:2013.9.16]
「表紙が同じイラストレーターによる作品」と紹介した「陽だまりの彼女」からリンクしたこともあり、せっかくなので「トリポッド」の表紙をAMAZONから。
トリポッド 1 襲来 (ハヤカワ文庫 SF)トリポッド〈2〉脱出 (ハヤカワ文庫SF)トリポッド 3 潜入 (ハヤカワSF)トリポッド 4凱歌 (ハヤカワ文庫 SF)
4作繋げると一枚の絵になるのもお気にいり。しかし。そうか、2004年だったのか。映画はどうなったのか?