葬送のフリーレン

水星の魔女推しの子と続くYOASOBI主題歌のアニメ。


YOASOBI はその作品の物語を吟味した上で作詞すると聞く。とすると彼らがインスピレーションを沸かすことのできる作品でないと主題歌は作れられないわけで。
YOASOBI印のタイトルは一定の品質保証がされていると言っても良いのかな。

そんな話がなくても。この作品が良作という評判は以前から聞いていたのでようやく触れるタイミングが来たかな。といったところ。先週アニメを放映分まで観て。その後原作を連載分まで一気見。現時点での感想を書こう。

エルフとかそういう長命の存在と人間との寿命差によるドラマってのは割と良くある題材。少し前にアニメ化されてた「江戸前エルフ」もネタ被り。「冒険の後の物語」というのもアイデアとしてはありがちで。しかしそのドラマを丁寧にじっくり描いているのは流石。今後もアニメだけでなく週刊連載を追っていくことにしよう。

今後の展開について、いくつか「これは描くんじゃないかな」というマイルストーンを期待も込めてメモしておこう。

・ヒンメルとの天国での再会。
これが現時点での最終ゴール。今やってる連載で過去の本人と旅しているので、もう天国にいかなくても良いのでは?と思わなくもないが、冒険後の彼と話す必要があるとかでこれはこれで目指すのはきっと変わらないんだろうな。

・魔王の復活。もしく魔王に相当する新たな敵との戦い。
旅のクライマックス=天国の場所が魔王城にあるんだから。こうした方が盛り上がる。
…ただ、抒情的な本作の作風としては興ざめになってしまうかもしれないので無くてもいいかな。これまでほとんど魔王の描写がないところからして、復活するかどうかは別に、魔王エピソードは最後にとっておくつもりなんだろう。

・フェルン、シュタルクとの死別。
長命のフリーレンには、ヒンメルの代の後、フェルンたちとの死別も控えている。蛇足になるかもしれないが、描かれた場合はヒンメル後のフリーレンの変化を比較できるシーンになるはず。