永遠のフィレーナ(SFC)

脚本家の首藤剛志を調べていて、このゲームに辿りついた。首藤氏の生きざまは壮絶で。富野 由悠季、宮崎 駿、高畑 勲、庵野 秀明など含め、この時代のアニメ関係者の群像ドラマをぜひ作ってほしい。いや30年後ぐらいには作られるのでは?と思うわけだがそれはそれとして。
このタイトルの原作小説は、氏が10年近く連載してきたものらしいが、通販サイトやら図書館でざっと調べた限り読むのは難しそうで。(アニメはちょっとだけ見たけど序盤で打ち切りのようで)ゲームも万単位。楽天だと80,000円以上!とはいえプレイしたよ。クリアしたので感想。

グラフィックはFF5相当。というかFF5コンパチ。マップ画面持ってきて「FF5の隠し面見つかった」と言われたら信じるくらいに似てる。自分はSFCグラフィックはFF5がぐらいが丁度良い派なので満足。FF6は過剰、やりすぎのレベル。音楽は。雰囲気には合ってるかもしれないが、もうちょっと頑張ってほしかった。バトルは普通。だがエンカウントし過ぎ。この時代はこんなものだったかもしれないがかなりうんざり。AIバトルは終盤近くまで封印していたが、そこからはAI頼み。ラストダンジョンは迷うたびにエンカウントするので結局逃げまくることになった。要するにシステムはこの当時の良くある凡庸さ。でもこのタイトルで期待されているのは原作のストーリーですから。別にいいのです。
実際、演出としてところどころ光るものはあったよ。不幸な母子の話とか。でも世間的な評価は百合ものに落ち着くんだろう。それほど鼻につくとは思わなかったけどな。