アキハバラ@DEEP

舞台は現代秋葉原。だけど創造の物語、王道で骨太な筋、シンボリックなキャラクター群は中途半端なライトノベルより遥かにファンタジーであり、神話であった。

(ちょいネタバレ)

混沌たる時代。3人の賢者が聖なる預言者に見出され、仲間を集める。
惜しまれつつも預言者は亡くなるが、仲間たちはその遺言に導かれ新たな生命を創造する。
それはあまりに強大な力を秘めていたので、力に誘惑された悪の魔王に奪われ世界は闇に覆われそうになるが、激しい戦いの末ついには命を取り戻し開放。新たな時代の幕開けとなった。

・・・とまぁこんなストーリーが現代っぽい装飾で展開されるわけだ。

ファンタジーにしろ秋葉にしろネットビジネスにしろ、己れのテリトリー。
中盤あたりなるとさすがに気になる部分もいくつか散見したが*1、世間に受け入れられるのなら歓迎したい。

*1:あのチームワークは自分の持つ「オタク」像にはない。各キャラクターの持つ個性をもうちょっと発揮できる場が欲しかった(ページとタイコにはそれがあって、泣けた)。クルークが世に出た時点でそれは公知になっているわけで、スコップでは特許取得ができないのでは?というよりなんでクルークが出来た時点で特許取得しなかったのか?(本人たちはともかく周りから助言があってもよかったろうに)、事情はどうあれ犯罪・テロを肯定しかねない書き方はいかがなものか、などなど