2011年


世間的な興味でいうと、天変地異と人災がまとめて来て日本崩壊の可能性がさらにグン!と高まってしまった1年だった。この国に住んでる以上、地震が「いつ来てもおかしくないもの」である覚悟はしていたが、その大きさ。そして津波原発事故。3月11日その時が来るまで誰にも想像もつかなかったはずだ。自分の周囲の人たちがたまたま無事なのは本当に幸運だった。そんな心持ちなので、今年の漢字を「絆」に決めたってのは、なんて呑気なんだろうと思う。呑気でないとやってられない、というなら分かるか。

個人的には。どん底というにはまだまだ甘いのだろうけど、これまで意識しなかった「底」を意識するぐらいには酷かった。自分なりに頑張ってきたつもりが、それじゃダメだと。もっとやれ、と。お前の限界を超えてやれ、と。とりあえず「はい、頑張ります」とは言うものの。……。

その代わりといってはなんだが趣味はそこそこ充実してたような。久しぶりに曲は何曲か書けた。アニメ・特撮も結構観ることができた。特に『魔法少女まどか☆マギカ』の最終回をリアルタイムに体験できたのは個人的にはなかなかのエポック。2011年前半はずっと追いかけてたな。期待していたほどの伸びにはならなかったが、映画化もするそうだし、制作側にはもう少し潤っていただきたい。

ゲームもハード的には非常に面白い一年だった。ソーシャルやスマホの進出による影響は気にしつつもね。3DSが冬に発売。春に低迷。夏に値下げ。秋にカンファでモンハン3G&4発表で風向きが一気に変わり、冬の大躍進。愛称:「いわっち」改め「いわたくん」こと岩田社長の底力を見た思い。一方個別のタイトルはというと、秋から冬にかけてそこそこのボリュームで楽しませてもらえた。とはいえ「この一年はこれ」というのはなかったような。「いつの間にテレビ」は楽しませてもらってるけど、ゲームタイトルじゃないし。一連のゼルダかな。25周年イベントづくしの。