- 出版社/メーカー: レベルファイブ
- 発売日: 2012/07/12
- メディア: Video Game
- クリック: 87回
- この商品を含むブログ (35件) を見る
肝心のゲーム内容といえば。ポリゴンキャラ演出のSF色が強まった『428』といってほぼ間違いない。SF薀蓄が増した分、とっつきが悪くなった。VITA用にポリゴン制作したのか、3DSで観るとジャギーが気になるつくり。シナリオは…及第点でいいか。(ここからネタバレ注意)
以前プレイした某ADVで「ゲーム内の時間を俯瞰して見られる存在=ゲームプレイヤー」を四次元人的存在として登場させた際にはコペルニクス的転回というほどの衝撃を受けたものだが、同じ考えをゲームキャラに当てはめると「時間を越えてやり直しできる存在=タイムトラベラー」となるのね。ここ、とても納得。
もうひとつ。「永遠に繰り返される時間」というものは通常の物語ではイレギュラーな状態、ニセモノと看做され、繰り返さない状態に戻すことが正しい=作品内的善になるケースが多いのだけど、その繰り返しも十数年単位になると、ひとの人生を決定してしまうわけで。ニセモノとして終わらせることに躊躇いが生じる、というのは個人的には新しく感じたかな。やはり時間ネタは奥が深い。
音楽は悪くもなかったけど耳に残ったメロディもなく。サントラ購入は予定していない。『428』でも買ってないんだよねー。