Tシャツ三国志

芝居なのだが、ちょっとした縁で観にいくことになった。

舞台Tシャツ三国志
ストーリーは…上に書いてあるけどそのうちページが消えるかもしれない。抜粋させてもらおう。

恋も仕事も、戦うことより平穏を求める男、凛太郎。いわゆる草食系男子。
ある日、原口博士から三国志Tシャツをプレゼントされる。
「知り合いにも配ってくれ」と同僚、上司、そして憧れの平野さんにもプレゼント。
そして凛太郎が手にしたTシャツは三国志の中でも一番強いと言われている「呂布」だった。
そのTシャツを着た時から凛太郎の周りで異変が起こり、日常が徐々に三国志の世界に変わっていく。
同僚が張飛に、上司が劉備に、そして自分は「呂布」に。「俺が呂布?」
最初は戸惑うが、本当の自分と真逆の性格である呂布になりきることを決意する凛太郎。
天下無敵の呂布となんの取り柄もない凛太郎が融合していくのだが・・

正直とっつきは悪かったかな。わりと淡々として、ギャグも笑うひとはそれなりにいたが自分はちょっとひいていた。しかし三国志世界が始まると、がぜんイキイキしだす。三国志はあまり詳しくないのだけど、ごく基本な登場人物と相関図がつかめていれば大丈夫。映画などに比べて服や背景がしょぼくても、曲が流れ、目の前で役者が熱く語ると空気が変わる。物語のテーマであろう成長…「呂布」を演じるうちに、ただ漫然と生きてきた主人公が積極的に変わっていくところも、ベタベタだが身につまされたかな。
そして最後。孔明登場はしびれた。あれも見せ場。