イースI・II(PCE版)(Wii/VC)

最初に発売された1980年後期としては、エポックメイキングだったイース。マニアックで硬派で難解なゲームが尊ばれていた時代に「優しさ」をウリにしたI。「感動」をウリにしたII。どちらも現在のメジャーなRPGの必須項目だが、その流れを最初に宣言したタイトルだった。PCエンジン版はCD-ROMの大容量を用いI,IIをパック。「イースの最高傑作」等と評価されているそうだ。自分はPCエンジンは持っていなかったので未プレイだったが、Wiiバーチャルコンソールで復活と聞いて早速購入してみた。
・・・まぁ当時の評価は頷ける。そう肯定したうえで改めて返りみるに・・・
やはり古い。随分古くなってしまったなぁ。優しさも感動も、メジャーなフォロワーが多いだけに陳腐化した感は否めない。似たようなダンジョンを何度も行ったりきたり、という手法は、当時の少ないメモリと制作コストからして当然なのだけど、それこそ最新のRPGで惜しげもなく素材を投入してる作品を見た後だと見劣りする。ゲーム性や演出も薄い。あくまでも当時を懐かしむ古典タイトルだよな。って思ってたらDS版が出るそうで。しかもパックせずに単品販売?ファルコムのリニューアル商法には慣れてるけど、さすがに大丈夫?もちろん自分は買わんすよ。