2005年

今年は個人的には語ることなし。動けなくなって数年。
あせらなくてはいけないのかもしれないが、あせらない。来年は動けるのか。きっかけぐらいはあるのか。

かわりに世間ウォッチとしてはなかなかに充実した一年だった。

まずは世相。小泉首相を象徴として、大きく変わってきているように思う。自分を含め世間がぐっと右傾化している。中韓、米国など国際背景の変化と、ブログ普及による世論の成熟化の結果とも思うがひょっとしたら単なる愚集化かという不安も残しておく。
その変化の槍玉に上がったのが民主党朝日新聞。過去「こっちのが先進的」と思えたのが嘘のように情けない状態に。自民党がきっちり大衆の支持を受ければ受けるほど、単なるアンチは非現実に堕していく。そういう意味では民主前原氏の路線は(いろいろ文句もあるけど)正しいと思うのだけどな。これから民主党を壊し、現実的政策を出していくのであれば、次回の選挙ではぜひ支持したい。
朝日新聞は・・・当分ダメみたい。購読をやめて一年経つけど相変わらず社説とか読むとガックリくる。

ゲーム業界的には任天堂
昨年はDSを発売日に購入、PSPはあえて買わなかった。新しいインターフェイスでもってゲームを変えようとする意欲と、それでいてGBA互換という安心感の両立がDSを支持した理由。逆にPSPはチャレンジャーのくせに王者の貫禄、さらに微妙に「携帯ゲーム」を嘗めている姿勢(UMDという遅いメディア、あまり持たないバッテリ)、そして供給ソフトに不安があった。一年経っての年末は、そんな発売当時の期待と不安が恐ろしいまでにあからさまに。
来年はPS3とレボリューションが出てくる。据置きゲーム機の舞台では、今の任天堂は一チャレンジャーでしかないが、DSのように緻密でしっかりとした戦略で望めば勝機があるかもしれない。一見鉄壁に見えるPS陣営だけど、今回の3はまともな戦略も見えず、意外と脆いような気がする。

アニメ・特撮は・・・。まぁ仕事に絡むことはあまり書けないけど、業界動向としてはネット配信が地すべり的に肯定されつつありますね、程度で。
作品としては・・どうだろう。とりあえず一昨年にDVDで観た「仮面ライダー龍騎」(放映はもう一年前)、そして昨年の「特捜戦隊デカレンジャー」などにはまっていたこともあって前半は特撮に期待していたが、響鬼の路線変更で萎え、マジレンジャーが昨年に並べるレベルとは思えない(←あ、でも長いタームで観るとなかなか考えて作られてて好感はもってます)時点でモチベーション低下。
代わりにダークホースとして浮上したのが「おねがいマイメロディ」で。
毎度カオスになりつつも、一話完結で面白く、ときに感動的にきっちりまとめたシナリオにで出会えたときには昨年のデカレンジャー並みの感心が。そんなわけで。昨年の日曜はどんなに眠くても朝7:30に目が覚めたのが今は寝過ごし、代わりに9:30前にはちゃんと起きるようなった。

以上、今年一年を振り返ってでした。(どんな一年だ。)

そうだ。冒頭で個人的には語ることなし、と書いたが一点。
家族についていろいろ考えさせられる出来事があった。11月にシアトルで姉家族の様子を見て、そして最近は・・・いや、ここではやめておこう。記憶はだいぶなくなってしまったがメモしてあるし、年は跨ぐけどシアトル日記は最後まで書くつもり。