佐渡への旅(一日目)

一人旅ってのは孤独感が漂うのであまり行ってはいなかったがいつまでもそうはいっていられまい。意を決めて旅に出ることにした。目的地は佐渡島。理由は・・・もちろんもともとないのだけどつくってみる。

日本海に出たことがなかったから。
・関越道を踏破してみたかったから。
・カーフェリーを使ってみたかったから。
・島に行ってみたかったから。
・それなりに達成感のあるドライブがしたかったから。
・・・そしてあえていえば、北朝鮮の拉致の現場を見たかったから。

生来事前情報取得といった準備はしないたちではある。パソコンでネットアクセス。携帯電話。カーナビがあれば大抵のことはその場で調べられるしその方が楽しい。ひとり旅には孤独感、とはいったが、好きな旅のスタイルは確かにこっちなのだった。

で、1日めの日記。朝10時に出発。渋滞で関越に入るのに一時間かかった時にはいろんなものを呪ったが(笑)乗ってからはそれなりに順調。約4時間で関越は踏破!・・・したと思うんだけど、道はそのまま会津の方まで続いていたようで達成感は薄い。

フェリー乗り場までは1回道を間違えたぐらい。4時ちょい過ぎに着いたが前のが出たばかりで(予感どおり!)最終7時40分まで待つはめに。近くに新潟空港があるのでそこでちょっと暇つぶし、のつもりがホテル取りに時間を費やして終わり。宿の電話番号を書かない旅行ガイドってどうよ!(怒)

取れた宿は佐渡フィッシャーズホテル。夕食なしでちょっと安め。
http://www3.ocn.ne.jp/~sfht/

7時40分。船に乗る。結構早めに乗ったと思ったけど、呑気にブラブラしてたらほとんど座る場所を失う(^^:)帰りは気をつけようと心に誓う。あと、電源の確保もな。
・・・と、ここまでフェリーのなかで書く。続きは佐渡についてから。(スナックで飯を食べるか迷う。あんまりうまそうじゃないかも)

さて、無事佐渡島について、宿、佐渡フィッシャーズホテルに到着すれば初日の旅は終わる。今考えれば素直に海岸線を北に行けば良かった。が、うちの馬カーナビさまはおっしゃるのだ。「中央の道を突破して、島の反対側から北上した方が早い」と。馬カーナビを神のように敬う私には抗うすべもなく、かくして夜の大冒険が始まった。

まずはこの件で覚えたことをメモしておこう。
・くねくねした道は、高低さが激しいところだ。
・道は下りが怖い。
そういえば箱根の事故も下りだった。理屈は単純。油断するとスピードが出てハンドル制御が厳しくなるわけだ。

港を降りたばかりの印象は「なんだ。島っていっても普通の町なのね。」しかし一歩入ると真っ暗な山道。ヘッドライト以外に一切の光なし。車を出て懐中電灯で歩き出せば、そこはSIRENの世界なのだ・・・ヒィッ!!!

1時間もたたずにホテルに入れるはずだった。それがたっぷり2時間。すでに島の半分は制覇したようなもの。山も登った。・・・暗闇で何も見えなかったけどな。明日どうしよう。
※それにつけてもありがたかったのがホテルの対応。大幅に遅れたのにちゃんと待っていてくれたし、大浴場も「まだ入れるようですよ」って本当はとっくに終わってる時間じゃん!夜の一波乱で堕ちかけていた島の印象も、この気配りで持ち直し。さぁ。明日どうするかな。

行きたいところ
佐渡金山
トキ
賽の河原
・・・そしてもちろん拉致現場。さらに海が見られて島一周できれば言うことなし。
↑これだけのことが一日でできるかわからない。あともう一日いたいと思えるロケーションかどうかも。それは明日のお楽しみ。