雪割りの花(PS)

やるドラ最終作。実はリリース当時に購入しているにも関わらず、内容をほとんど覚えていない。今回4作まとめてプレイしたが、実のところ、この作品を終わらせることが半無意識な自分の目的だったのだな。ゲームを始めて、すぐに分かった。

思い出した。前回は、プレイするのを止めたのだった。拒絶したのだ。あまりに惨いシチュエーションに。恋焦がれていた隣の部屋の女性が恋人の死で記憶喪失。記憶を取り戻すとショックで自殺するかもしれない>勘違いされた恋人役を演じるといういたたまれなさ。彼女と良い関係が続けば続くほど罪悪感に苛まれる。何をどうやっても袋小路で、絶望しかない。そんなドラマを観るだけでもつらいのに、自分が演じている感が鬱さをさらに強くする。今回もリセットしたくなる気持ちを抑え噛み締めプレイ。3回目のプレイでグッドに導いてくれるモードに入ったので、もうそれで終わりにする。「雪割りの花が咲いたよ…」だけで彼女が自殺を思いとどまってくれる、というのは少し安易にも思えるけど、こういう終わりしかないよな。