レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀

いったん終わったシリーズを復活させるにあたり、想定メインターゲットを少し変えたんじゃないだろうか。冒険とロマンのレイトン教授から、日常感でこじゃれたカトリー探偵へ。いつものロンドンの街で、小さな事件を繰り返し解決していく。その推理…というよりヒラメキは、裏付けのないカンでしかないが、なぜか百発百中。彼女から犯人と指刺さされた相手は、さっきまでの言動はどこへやら。あっさりと観念して真相を語り出す。…灰色というよりほとんど黒になってもしらをきりとおす逆転裁判のキャラクターを見てきた後だけに脱力せざるをえない。タネも仕掛けもオチもヘナヘナなのはレイトンの頃からのお約束ではあるものの、レイトンほどのスケールがないぶん、ただのツマラナイ話になってしまった気がする。レイトン自身出てこず、シャーロの正体も投げっぱなし。次回はあるのだろうか?スマホのみかな?
多湖 輝先生亡き後、ナゾもだいぶ趣が変わり、いじわる問題が増えた。それはむしろ気に入っているが、問題自体の意味が分りづらいのが散見された、かな。登場人物たちにはあまり魅力を感じない。芸能人を声優に迎えることがうまく当たり、キャラクターの味を出すことに成功したレイトンだったけど、カトリーは逆。芸能人の棒読み演技が失敗したとしか思えない。特に主人公が。…彼女自身のヒラメ顔、特にヒラメいた瞬間は割と好きなのだけど。