僕がPasocomMini「MZ-80C」を買わない理由

PasocomMini「MZ-80C」の発表は衝撃であった。
自分が最初に買ったパソコンMZ-1200の互換タイプであり始祖、MZ-80Cのミニチュアにしてエミューレータ。それをこともあろうにPCGを発売して同機に最も関わりの深いHAL研がリリースするなんて!これももう昔の話になってしまうが、X68000のROMをFSHARPが無償公開したとき「これ以上昔の機種は権利関係が追えなかった」と関係者の話を聞いている(裏はとっていない)こともあり、このあたりをクリアするのは大変苦労されたであろう。そしてソフト(プログラム)もそこそこかき集めてある自分としては、買わない理由はない!…のだが。
お金がないんだ。買えないんだ。もちろん19,800円ぐらい、なんとかならない訳ないさ。けれど。悩む気持ちに対して。今回は自分を諌めることにした。大丈夫。これはきっと必要数売れる。次に続くさ。だから今は勝手ないちゃもんをつけて、しばし諦めようじゃないか。

考えてもみろ。MZ-80では「タイムトンネル」が遊べないんだぞ。「スペースハリアー」だって無理だ。MZ-700だったら即決だったろうが、MZ-80Cでは遊べるタイトルが限られてしまう。そしてもうひとつ致命的な欠点。HAL研のくせにPCGが付いてないなんて何事だ!「ギャラクシアン」も「マッピー」もキャラグラじゃないか!

…うう。つらいな。シリーズが続いて、PasocomMini「X1turbo MODEL30」が、FM音源+USB(ジョイスティック用)付きで発売されたら何があっても絶対に買おう。カラーイメージボードが地デジ時代の今、使えるようになったら借金しても買おう。それまでシリーズの継続を期待したい。