アイドルマスター ディアリースターズ(DS)

9月のギャルゲー強化月間タイトルその2。
アイマスには以前から興味をもっていたが、ハードが合わず。ようやくDSで登場ということで買ってみた。やってることは・・・こちらはミニゲーム集。XBOXとかでもこんな感じなのか?肝心のステージもいろいろいじるのは楽しいというより割りと面倒な感じ。キャラクターにどれだけ感情移入できるかが勝負のようだが。今プレイしているのは日高 愛。うるさくでウザイ気がするのは否定できないが、元気があって可愛げもあるとはいえる。
とりあえずテーマの"HELLO!!"はデモ配信のときから気に入っていたので、CDもご祝儀で購入。「ハッピーダンスコレクション」の続編が出て、この曲も挿入されたりなんかしてくれると非常にうれしいのだけど、どうだろう。[追記:2009.09.29]
日高愛編クリア。親がかつて最強→今は引退して伝説化。その出自を隠して親の世界に飛び込む主人公は素直な前向きで熱血。ベタにして王道な設定は、丁寧に組み上げれば熱い物語になるが、このシナリオはその良きパターン。(以降ちょっとネタバレ注意)ベタで考えるならば、かつての親を倒した因縁のライバルを主人公が倒す展開なところ、復活した親自身を子供が倒すのがわりと新鮮。親=伝説復活の場面は凄さに震えた。
しかしこれまで散々アイドルの話を書いてきたであろうアイマスに、こんな王道ネタが残っていたとは。初めてアイドル主観でゲームを立ち上げたとのことなので、その影響だろうか。残りの2シナリオにも期待したい。
[追記:2009.10.01]
秋月涼編クリア。男の子が女の子に成りすましてアイドルの道を進むという、ネタキャラ的立ち位置。前半は期待に違わずちょいエロ漫画気味に展開するが、トップアイドルになった終盤、男であることのカミングアウトを決意してからの流れが熱い。大変格好良く締めてくれたのでこちらも大満足。
[追記:2009.10.12]
水谷絵理編クリア。先2つはシンプルな話だったが、最後のこれは少々複雑で感想も書きづらい。
ネット世界の人間、絵理が外の世界にやってきて頂点を目指す。が、先の2人に比べてモチベーションが弱い。もともとはっきりしないキャラなんだよね。で、各話には必ず「絵付きの」主人公を導くキャラが存在するのだけど(愛には「舞」と「まなみさん」、涼には「夢子」と「武田さん」。当シナリオでは「尾崎さん」「サイネリア」)サイネリアはしばしば助けてはくれるが本質的には絵理を元のネット世界に戻そうとする反・導き手なのだ。つまりここで唯一の導き手となる尾崎さんが重要な立ち位置にいるわけだが(それどころか最終ゴールではアイドルの頂点もよりも尾崎さんが大事、という結末になる)尾崎さんと絵理の関係性があんまり描かれていないように思える。だいたい尾崎さんはどうして絵理を知ったのか?プレイ前はネットで絵理の活躍を知ったのだと予想していたのだけど、尾崎さんネット毛嫌いしてるし。デビュー後も絵理のために尽くしているんだろーとは思えたがその辺の描写があまりなく、たいていの問題は絵理自身でクリアしていた。だから幽霊騒ぎで尾崎さん疑惑が起きたとき、自分は彼女が「信じられなかったし、実際そっちのルートの方が物語としてしっくり来た。持ち前の知性で難局をクリアしていくところとか、細かい点では面白かったんだけど。

結論。ゲームシステム面はお世辞にも良くできているとはいえないが、シナリオが熱く、個人的には満足。ラブプラスよりも上だな。

なお、それぞれの持ち歌は曲自体に特徴もあり、話の絡みとしても熱かった。CDが出るらしいのでこれはちゃんと買おう。

THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY 03

THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY 03