ウィッシュルーム 天使の記憶(DS)

ウィッシュルーム 天使の記憶

ウィッシュルーム 天使の記憶

今クリア。先に悪いところから書く。
ご都合主義的展開が鼻につく。主人公はシブく決めて無口っぽいのにやけに他人事に余計な首を突っ込む。そして、勘に従って話を進めていくうちに本当に都合よくバラバラなパーツが収束してしまう。おいおいおい・・・とキリなく突っ込んでしまいそうだ。また目的がはっきりしないので漠然とプレイしてるとすぐ詰まる。いったん詰まると全然進めなくなるのでそういうときは気分転換するなりさっさと攻略サイトなりのお世話になるほうが良さそう。

でも、そういう細かいところに目を閉じれば印象に残るちょっとした佳作として楽しめる。表現方法がいい。手書きアニメを使った会話シーン。マップと一人称視点のハイブリットな移動(往年の「黄金の羅針盤」の完成形なのかも)。そしてシナリオも・・・・ってネタバレってほどでもないがこれからプレイする人には興醒めになりかねないことを書くのでちょっと改行↓






クリスマス明けから新年を控えた、ある一夜の出来事(年末に発売すればよかったのに)。登場人物は全員ちょっとした秘密な過去を持っているが悪人はいない。殺人事件も起きない。犯罪組織などの風呂敷的存在はあってもここではその手の展開にはならず、偶然居合わせたホテルの客&スタッフだけの、ワリといい話で収まっているところが好感。前作「アナザーコード」で多くのユーザーが期待していたことが今作ではきちんと反映されてるって感じかな。
参考:「アナザーコード

アナザーコード 2つの記憶

アナザーコード 2つの記憶

ミステリーを期待してるとガッカリするかもしれない。ネガティブな評価も仕方がないが、雰囲気は良いし、ちょっとした物語付きパズル集、みたいなつもりでやると楽しめる。・・・ってそれって「レイトン教授」では(^^;)。もちろん買うです。