西の善き魔女

西の善き魔女 1 (BLADE COMICS)
いろいろな観点で読む必要があったので、久しぶりに読んだ小説。感想は・・・なんていっていいか。微妙、かなぁ。
一言で言うと「腐女子向け正統派ファンタジー*1。ヤマもオチもイミもちゃんとあるんだけど、あちこちに作者の趣味がぽろぽろと。舞台設定、世界観から創作余地のあるこのジャンルはどうしても作者の人間性を反映しがち。で洋モノファンタジーファンの自分は女流作家の手によるフェミニズム系ファンタジーをいろいろ読まされてきたが(「ダーコーヴァ」とか「光と闇の姉妹」とか)日本ではこんな感じに収まるのか。納得した。

*1:道具立てとしては実はSFなのだけど、想定ターゲットはファンタジー読者に違いない。