一年間欠かさず楽しんできたシリーズもとりあえず最終回。(間髪入れず来週から新シリーズ突入なわけだけど)いったんまとめの感想を。
この作品の特徴は「王道にして邪道、邪道にして王道」であること。サンリオの由緒正しき幼女向けアニメのはずが、マニア向けのカオスなキャラ設定とストーリー運び、それでいて最終的には収まるところにきちんと収める安心感。番組が始まったばかりのころはカオス展開が注目されたが、回を追うごとに(カオスはカオスで増長されつつ)時に感動話にまで落とし込めるようになっていったのが強みだった。まさに怪作にして名作、名作にして怪作といえよう。
そしてここ最近は3回連続してそれぞれが「最終回」だったように思う。
クロミノートや「マリーランドのママが・・」などの定番ネタを封印し、一年間すべての悪夢魔法を再現、柊先輩を取り戻す「センパイを救えたらイイナ!」が年間通して振り返るテーマ的最終回。全編カオス全開で「この作品のウリはこれだったんだ」と思い知らす意味の最終回「タクトがふれたらイイナ!」、そして今回の騒動、ダークパワーVSドリームパワーを収拾させた最終回「夢の歌がとどいたらイイナ!」*1。
個人的にどれも堪能させていただきました。2期めは・・・いい加減ネタが切れそうでとりあえず期待しないでおく。でも、このペースを持続してくれたらやっぱりイイナ!