高速バス体験


初めての高速バス体験は、「土曜夜東京発→日曜朝広島・当日夜広島発→月曜朝東京・そのまま会社」という強行軍で行った。いろいろ参考になったので、自分用にメモしておく。
利用したバスは「行き:ウィラートラベル(WILLER TRAVEL)」「帰り:JAMJAMライナー」。ウィラーはWEBサイトも、バスの装飾など見ても企業イメージを大切にしてる感じ。「コクーン」なんて新機軸の座席は機会があったら乗ってみたい。今回使ったのは普通の「リラックス」シートだったが、寝顔の隠れる「カノピー」というブラインドカバーが新しい。一方JAMJAMは、これが普通?毛布が暖かかったので、窓側の寒さもなんとか凌げたよ。

テーマは格安

今回は独り旅。今後も良く行くことになるはずの広島について、せっかくなので どういう行き方がベストなのか検証してみようと思っていた。全部鈍行でいくとか、陸・海・空を駆使して、とかも考えたが、今回はシンプルに安く、がテーマ。そうすると高速バスという選択肢しかない。往復で新幹線の片道分よりも安い。キツイという話も聞くが、そこは実際に体験してみないと。

代理店はあんまりアテにならない

数年前から自分は国内旅行で楽天トラベルを使ってきた。ひとつの会員システムでホテル、切符などの手配をしてくれるのは楽だ。「意外と代理店経由のほうが安い」という話を耳にしてたし。ところが高速バスを予約した後で直接バス会社のwebを見にいくと、バス会社のほうが安い!さらにこんなことがあった。直前になって到着地を微調整しようとしたら、楽天トラベルの約款には「当日変更は無理」とある。バス会社に聞くと「できます。…が、楽天さん経由だとシステム的に変更できないんですよ」。そこで楽天に電話したら繋がるまで30分ほど待たされた挙句、当然「当日の変更は無理です」のつれない返事。バス会社側はできるって言ってましたよとアピールしたらようやく対応してくれた。楽天側に落ち度があるわけではないのだけど(強いていえば繋がらない電話は何とかすべき)小回りが利かないのは良くわかった。細かいフォローを考えれば代理店を通さず直に、というのは鉄則だな。

混雑度が快適度に直結

あたり前の話だけど、もともとストレス度の高い高速バスでは死活問題な気がする。行きはガラガラ。事実上ひとりで2シート占有できたので、足を隣の席のほうに向けてみたり、ゆったりできた。窓側が寒ければ通路側に避難もできる。帰りは屈強なアニキが通路側に同席。足の向けるスペースはないし、窓側の風は寒いし。あと隣が気になって音楽も聴けない。席を立つにも戻るにも要注意でストレス度は行きの倍以上。

寝るしかない

乗り物では滅多に寝れない自分。通勤では良い属性といえるが、長旅ではつらい。過去の飛行機でのフライトでも(シアトル、ローマ、ハワイ)、音楽、ゲーム、読書いろいろ取り揃えて何とか紛らわしてきた。今回も当然準備していたが、念のため睡眠改善薬(今回は大正製薬のネオデイ)を買ったのが功を奏した。高速バスでは消灯時間になると問答無用に真っ暗になる。窓はカーテン、明かりは一切なし。ケータイのLEDランプだけでも非常に目立ってしまって申し訳ない雰囲気。もう寝てるしかないのだ。ネオデイのおかげで、さすがに朝までぐっすりとはいかなかったが、長い夜を悶々としなくて済んだ。
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サービスエリアはオアシス

通常のドライブでも、サービスエリアではほっとするが、高速バスではもっとオアシス感が強い。真っ暗だったバス内に明かりが灯ると出口へダッシュ。狭い空間から飛び出ると開放感が堪らない。エリアの地名を確認して旅の進捗も実感できる。長居できないのが少しだけ残念。

ここでもお世話になるグーグルマップ

これがなければ旅の進捗確認はサービスエリアでしかできなかった。ふと気になったらスマホで現在地確認できるのは非常にありがたかったことよ。