Miitopia(ミートピア)(3DS)

トモダチコレクション」の発展形よね。これ。さらにその元を辿ると、おそらくは"Little Computer People"(原作はAppleIIファミコンではスクウェアがキャラを女の子に変えてリリース)まで遡る。コンピュータが操るキャラクタを、ただ見るだけ。意外と楽しいんじゃないか、と思うし、実際そこそこ観ていられるけど、すぐに飽きる。当たり前だな。トモコレはそのコンピューターのキャラクターにプレイヤーが作る「顔」(=Mii)を与え、複数のMiiを出して、彼らの独自な関係性と営みを観る作品にアップグレードしてヒットした…んだよな。自分も購入したし、3DS版の続編も出ている。3DS版は買ってないけどね。やっぱり飽きるんだよ。

飽きる最大の理由は、彼等の生活が「日常」でしかないから。ならばこのシステムに非日常を当てはめてみたら?ストーリーを与えてみては?
そんな感じで作られたのではと推察するのが、このミートピア
ファンタジーRPGの世界観が繰り広げられるが、主役はあくまでもMiiたちであり、プレイヤーは、彼等の活躍を一歩引いた視点で楽しむ。過去作に比べてプレイヤーの介入の余地はかなり増えたと思うけどそういう思想でできているのは分かる。ちゃんと楽しめたよ。RPG的展開と、オリジナルなキャラ同士の掛け合い。この辺りのバランス感がベストではないだろうか。ベスト過ぎて次作をどうするべきか分からないぐらい。(Switch版はあくまでもリメイク。)でも出してくれないだろうか。ジャンルを変えてもいい。アイドル育成とかどう?

音楽は。キラキラと派手でバラエティさもあるが、あくまでも「それっぽい」曲作りに専念していて心に残るメロディはあまりなかった。でも「大賢者のテーマ」はいいね。この人は作品内でなにかと印象付けさせる必要があるからね(ネタばれ)。あとラスボスの曲(決戦!真超魔王)がしっかりFFっぽいのもさすが。

■ 大賢者のテーマ

■ 決戦!真超魔王