呪術廻戦

呪術廻戦 Vol.1 Blu-ray (初回生産限定版)

呪術廻戦 Vol.1 Blu-ray (初回生産限定版)

  • 発売日: 2021/01/20
  • メディア: Blu-ray
 

TVアニメ24話まで観た時点での感想。

そもそもこれを観なくてはという切っ掛けがポスト「鬼滅の刃」という呼び声があったことなので、どうしても比較して見てしまう。

どちらも社会の闇に存在する妖し、鬼か呪いかという違うはあるけど、それらと戦う組織の物語。妖し側も組織だって団体戦に。そして主人公がどっちも明るくて善良というのが共通点。そう捉えると、骨組みは似ているのだろう。

一方で違うのは時代背景と読者層。鬼滅は大正時代=昔の話で、時代ものというとっかかりで高年齢層にもとっつきやすい。家族の繋がりをベースにした主人公の戦う動機はウェット。あらかたの登場人物たちは何かのきっかけがあればすぐ泣いちゃうのではないかと思えるぐらいウェット。修行などの溜めの描写も多く、どこか「ジャンプ漫画」らしくないと思っていた。で、こちら呪術はとても現代ジャンプ的。主人公の肉親は最序盤で亡くなった祖父だけで家族なし。全体的にどこかドライで悲しいことがあってもすぐにケロリと立ち直る感。特訓場面は少なく。特殊ではあっても「学校(高校)」が舞台なのでメイン読者層はそこ。中二病のひとたちがメイン層。もちろんそれだけ現代的でスタイリッシュ。ああ、そうか。「鬼滅の刃」はドラクエであり任天堂。「呪術廻回戦」はファイナルファンタジーでありソニーなんだ。

もちろん。完結した鬼滅に対して、呪術はまだ終わりは遠く、評価も変わっていく。(コミックでの経過はWIKIでなんとなく分かった。)TVアニメではまだだが、渋谷事変については早めに触れておかねばね。仕事にも影響するかもだし。