先生を消す方程式

無茶苦茶だ。

殺そうとしても簡単に死なない教師。そこまでなら苦笑いで済んだ。しかし、殺された後もゾンビになって蘇る教師。荒唐無稽なドラマ。だが、伝えたいものがちゃんと提示できてれば、面白ければ、突き抜けてれば、それは駄作にはならない。迷作かつ名作は、あり得る。このドラマが名作とまでは流石に言わないが、ぐっと引き込まれたし十分楽しませてもらった。

そういう作りの作品、前に見たことあるなと思い出したのが「暗殺教室」だ。殺される対象の教師が自分を殺そうとする生徒を教育していく。こちらの主人公教師はゾンビどころか異形の化け物でぶっとび具合も全然違うがもしかしたらこのドラマはそのコミックを意識して書かれたのかもしれない。(証拠はありません。あくまでも個人の感想です。)

なお、このドラマを見るきっかけになったのが生徒役の高橋文哉。仮面ライダーゼロワンの主役だった俳優だが、髪を下ろすとイケメン度がアップするのは歴代のライダーを踏襲している。微妙な出来の作品だったが、彼の好感さが作品の悪印象を幾分和らげていた。叫ぶシーンばかりが印象に残るのはゼロワンの悪い癖だが、良い役者に育ってもらいたいものだ。そういえば、このドラマにはルパパトの奥山かずさも出演してたけど、悲しいぐらいに今回はたいした活躍がなかった。芸能界は厳しい。

marukun.hatenadiary.jp

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