軽井沢誘拐案内(X1)

ドラクエのゲームデザイナー、堀井雄二による1985年の作品。
ポートピア連続殺人事件」「オホーツクに消ゆ」に続く、堀井氏のアドベンチャー3部作と言われる。自分がクリアしたのはこのタイトルだけ。それもリアルタイム。当時は移動方式や一部のバトルなどでドラクエっぽいギミックが使われていて斬新だと思ったものだ。実際その翌年に初代ドラクエが発売されているのだから、その痕跡と言って差支えないだろう。

これから「オホーツクに消ゆ」、そして「偽りの黒真珠」(発売時(2019/1)に購入して積みゲー状態)とプレイしていく流れの序盤のつもりで、久々に触ってみたのだが…あれ?記憶っていい加減なものだな。当時の基準で考えれば、ちゃんとした推理ものアドベンチャーゲームと断言できるのだが、あちこちの展開は今見直すと斬新というより雑。軽井沢のハイソな雰囲気より楽屋オチ的なところが目についてゲンナリ。他のゲームデザイナーならともかく今やゲーム業界のレジェンド、堀井雄二の作品ですよ?

自分が今、堀井雄二ご本人の立場だったら、「若気の至りです」といって笑って済ますか黒歴史として忘れたくなるくらいですわ。(念のためフォローで繰り返し書くけど、当時の基準で考えるとなんら問題はありません。むしろ出来は良い方です。)