マンハッタン・レクイエム(X68k/DS)&キス・オブ・マーダー(X1/DS)

 

刑事J.B.ハロルドの事件簿 ~マンハッタン・レクイエム&キス・オブ・マーダー~

刑事J.B.ハロルドの事件簿 ~マンハッタン・レクイエム&キス・オブ・マーダー~

 

 殺人倶楽部をクリアしたのだから、やはり続いてプレイするしかなかったこの2作。日記を読み返してみたら9年前にもプレイしてるのだが。まあいい。

今回のキモは、2作品、それぞれ原本とリニューアル版、計4つを平行プレイしたこと。リニューアルするたびに顔の変わる殺人倶楽部に対し、こちらは割と印象を変えてないキャラが多い(※)。それがゲームを切り替えるたび、違う名前と人間関係になってくるので軽く面食らう。
(※ それでも別人になった端役キャラはそこそこいて。おばさん顔のパトリシア・トンプソンがマジ天使のような美少女になってるのがウケる。アームストロング刑事の「この店のアイドル」発言に引っ張られたか。アクの濃い顔ばかりだから1キャラぐらい美少女顔が欲しかったのだろうか。)

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デザインは圧倒的に原作版がいいな。この時期、この作品は第一級のメジャー作品扱いで。お子様っぽい他ゲームを押さえて、アダルトな素晴らしいセンスを見せつけてくれていた。DS版だと、完成度は高いとはいえ、身の程をわきまえた地味なつくりに留まった印象だね。

シナリオ比較をすると、正伝だけあってマンハッタン・レクイエムの方がキャッチー。同じ名前の人が次々と死んでいく連続殺人とか、大資産家の遺産だとか。比べるとキス・オブ・マーダーの方は地味めだが、事件に前作の被害者(かつ悪党)、ビル・ロビンスの名前が出てくるところ、シリーズの連続性としてはこっちが上。ちなみにサラ・シールズの家族構成がこの2作で違うのだけど(マンハッタンでは兄弟なし。キスオブでは姉がいる。)殺人倶楽部でのサラの発言によると家族はいないことになっている。多少はぐらかしが入ってる発言だったから、あまり気にする必要ないが。

最後にもう一つ。冒頭で挙げたとおり、キス・オブ・マーダーは9年前にもクリアしているが、それはDS版。ほぼオリジナルのX1版は未クリアだった。こちらだと「推理コマンド」で随時推理していかないと先に行けなかったので難度が高かったのだよね。実況動画とか見てついに念願のクリアができたけど、結構面倒だったので、次回の再プレイ用にメモを残しておこう。ネタバレだけど、こっち版でプレイする人はもうほとんどいないだろうからいいよね。…といいつつ一応数行改行入れて。

 

 

 

最終的な推理は「A:デニス・ホールドマン B:サラ・シールズ C:ビル・ロビンス D:ビリー・マクドナルド E:デニス・ホールドマン」。これでエンディングは見れた。ただし途中段階ではその時点で分かっている推理をしないと先に行けないみたいで。ダウンヒルズ暴行事件の犯人は前作でもほぼ犯人は分かっていたが、今作でズバリ回答発言が出るまでに答えていたら、あるところで先に進めなくなっていた。

ということで、エンディングで流れるUNDER THE TREE をX1版で聴いたのはこれが初めて。(FM音源版のみ。PSGしかないと音楽聴けないっぽいが、ほんと?)クリスマスツリーの景色は、DS版よりだんぜんこっちがいいな。

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ここまで来たら続きをやるしかない。先はすべて未プレイなので新鮮だ。環境は整えた。「D.C.コネクション」はPC-8801mkIISR版、「ブルー・シカゴ・ブルース」はPS版でプレイすることになるだろう。