- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/15
- メディア: 文庫
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ざっと読みなので具体的には覚えてないけど救いのない終わり方っぽかった。読みながらネットの評判を(こちらもざっと)読むと、「納得できないラスト」とあり、どうやらそうらしいな、と。
で。ちゃんと一読。確かに納得できなかったが、それは救いのない描写が理由ではなかった。結末がいきなりそれまでの流れを裏切り、作者が提示するはずの「真実」を無視して終わってしまったからだった。なんなのこのオチ。犯人がそのひとなら、謎は解けないままじゃない。投げっぱなしかよ。ネットの考察を読み返すと皆の納得いかない理由もそこだった。作者は何て言ってるんだ?作者出せ、作者!?そんな読後感。