ALL ABOUT マイコンBASICマガジンII

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15年も前に休刊したパソコン雑誌のイベントだ。しかも5時間。ぐだぐたになって当たり前。しかし司会は信頼の山下章。最初から最後まで、彼が全てを仕切ることで長丁場を飽きさせない、まさに神イベントになった。ただひとつ。PA周りの惨さを除いては。何度うちのスタッフに替わらせろ!と念じたことか。

コーナー毎に語るよ。

第1部:ベーマガ編集部 再集結!

そもそも編さんはともかく影さんや、つぐ美さんまで実在するとは思っていなかった。だから最初ににせ「つぐ美」氏が登場したときには素直に引っかかった。そうなんだ。やっぱり存在しないんだ、と納得しつつも心の中でなにかを失いかけたところで本人登場。イラストとは全然違うタイプではあったが、上品な面持ちな方で何かが救われた気がした。仕掛人である編集の方々の顔が見えたのはもちろん、営業の方も出てきてくれたので内情がより深く掴めて良かった。まさか電波新聞社の若社長も出てくるとはね。内定もらった会社だが、行っていたら今も務めていただろうか。会社替わったばかりなのでちょっと考えてしまうことよ。

第2部:スタープログラマー VS. ○○プログラマー

当時の投稿プログラマーが出てきて当時の投稿ゲームをプレイ。そして現在になって作ったゲームを紹介。面白い、というより貴重なものを見せてもらった。ただこれだけだといじる相手がおらず、エンタメ感が弱いという判断だろうか。○○=裏方プログラマーたちが山下章氏にいじられる流れに。これはこれでベーマガの裏の事情がひとつわかって良かった。

第3部:DEMPAサウンドチーム クロストーク

自分にとっての目玉のひとつ。他の多くの客もそうだったのか?FM音源の技術話はそこそこマニアックな配分が良し。GORRY氏のバブルボブルローディング音楽が会場で流れるという夢のような瞬間まで。素晴らしい。シークレットコーナーでは古代氏自身による、イースソーサリアン楽曲ベスト!イースでは The Morning Glow は挙げられなかったけれど、ソーサリアンではEnding Iがベストとのことで感無量。今聴いても飽きない。PCのFM音源楽曲としては、これ以上の曲はないと思うね。しかしここの流れが惨い。2部からPC88mkIISRの調子が不安だったが、画面が表示されず、古代氏が目隠し状態で曲を探す展開に。ところどころ未発表曲が出てきたのは嬉しい誤算と言えばそうだけど、頭の数秒だけでむしろモヤモヤ。無駄に時間が過ぎてしまった感が。

第4部:スーパーソフトコーナー プレイバック

山下章氏にとってのホームグランドであってかなりはっちゃけたコーナー。教育色の強いベーマガではあるが、その黄金期はこのエンタメコーナーがあってのこと。ただ後期になってくるとリアルタイムでもきちっと読んでないところへの言及が増えて自分の記憶にも空白が出てたり。

そしてエンディング。

山下章氏渾身のネタ「バトル・オブ・ストII」完成について。最後の最後でまた映像出しの出遅れ。ひどすぎる。当時の実機を使うことに拘るのはとても良くわかるし、そうすると映像出しにてこずるのもわかる。だけどそのあたりは事前にリハをしておくべき。リハではうまくいっても本番は、ということはあるからまだレトロPCのところは許すが通常のスライドまでそこに足を引っ張られる仕様はマズ過ぎるでしょ。PA担当には猛省を望みたい。個人的にはスムーズな進行のためならPCエミュレータでもいいと思う…いや、そこは譲れないかな。でも考えて欲しい。