仮面ライダーアマゾンズ シーズン2

衝撃の前作から一年。シーズン2も毎週楽しみに観させてもらった。感想を一言で言うと、「ひでぇ(良い意味で)」。徹頭徹尾救いのない話で、えげつない描写もパワーアップしてて観返す気が起きない。が、母親以外誰にも望まれることなく生まれた千翼が死体状態であるイユに惹かれ、彼女との心の交流ただそれだけを望み、生きていたいと願う儚さが今作を最後まで引っ張っていて、芯になっていた。それに巻き込まれるかたちで前作のキャラたちが自然と集まり、アマゾンズの続編であることを思い出させる、そんな作品。
ラストのラストに続編があるようなセルフが出てくる。これはあくまでも商業的な伏線であって、物語としてはこれで完結で良いのではないか。もちろん評判はいいし、スタッフのモチベーションも高そうだから続編の可能性もあるだろうし、その時はこの伏線が使われるはず。自分も観るだろう。

音楽としては、テーマ曲は前作の方が好きかな。ウォウーウォウーもいいけど。むしろ挿入歌の「やがて星がふる」が気になる。ドラマ中はアカペラというか演出というかでみんな音痴に歌うもので、どういう歌なのかと思っていたら、最後にちゃんと正しい歌を流してくれてこれでもう思い残すことはない。サントラでたらダウンロードしなくちゃな。