地獄でなぜ悪い

家政婦のミタ」でファンになったのが長谷川博己。一見人畜無害な顔つきだけど「なんかおかしいひと」を演じると光るよね。CMでもエネファームとかクリーム玄米ブランが大好き。


地獄でなぜ悪い」も長谷川さんの「おかしい」演技が見ものらしく、そこを期待して観た。ストーリーは「本物のやくざの抗争をエンターテインメント映画として撮る」。長谷川さんが演じるのはその映画を嬉々として撮る映画好き青年。なるほど。これは彼の狂った演技を堪能できそうだ。
果たして。期待どおりだった。長谷川さんは徹頭徹尾おかしかった。最高だ。だが映画全体としては結構惜しい。悪くはないのだけど。話のほとんどが「本物のやくざの抗争をエンターテインメント映画として撮る」シチュエーションに至るまでの経緯をよく言えば丁寧、悪く言えば冗長に描き。肝心のクライマックスは血の海で肉片が飛びまくる絵面で、スプラッタに慣れない自分は少し気分が悪くなった。駄目ね。

音楽はわりといいのだけど、何故かサントラが出ていない。なぜだ。
テーマソングは出ているので入手したい。

地獄でなぜ悪い

地獄でなぜ悪い