シークレット・オブ・マナ・ジェネシス-聖剣伝説2 アレンジアルバム

シークレット・オブ・マナ・ジェネシス/聖剣伝説2 アレンジアルバム

シークレット・オブ・マナ・ジェネシス/聖剣伝説2 アレンジアルバム

ファミコンの曲をアレンジする場合、もともとピコピコの3重和音なので普通に生演奏するだけで満足できた。プレステ以降になると原音で十分なのであまりアレンジの必要がなかったり、逆にどこまで原曲を崩すんだ、みたいなことにもなるけど、微妙なのがスーファミの曲。積んでいる音源の出来がいいので原曲の時点でも結構生を意識した仕上がりには出来るけど、やっぱり音が軽かったりチープだったり物足りなさは否めないので、そこを生かしたアレンジを期待したいのだけど、そうもいかない場合が多く。

その点今回の『聖剣伝説2』では、自分の期待どおり!まんまスーファミの原曲イメージに近づけたらしく、個人的にとてもうれしい。あのイメージで、そのままグレードアップした感じ。例えると最近のガンプラかな。当時のアニメそのままの再現よりも、各ファンの思い出補正のかかったイメージを再現してるっていう。

とはいえ。両方を直接聴き比べると本当にそっくりというか同じなので、少し勿体無かったり。

聖剣伝説2 オリジナル・サウンド・ヴァージョン

聖剣伝説2 オリジナル・サウンド・ヴァージョン

聖剣伝説2

聖剣伝説2

ちなみにこのタイトルで一番のお気に入り曲はこれ。
「危機」
(ともかく勢い。一箇所テンポが止まってまた早くなっていくのもアクセントとしていい。)

願わくば。『聖剣伝説3』でも同じような企画CDを作ってはくれまいか。
希望は以下3曲で。
「Delicate Affection」
(聖剣を入手するときの曲。自然あふれる世界のやさしさ、悲しさを引き受ける重さがいい。)

Farewell Song
(すべて終わった後の癒し。)

「Meridian Child」
(冒頭、各キャラが旅に出るイベントの後にタイトルとして流れる。これからの旅の厳しさと立ち向かう覚悟を感じる。)

最後の曲は、たまたまオケ版は持ってるけど。